frei

旧「anney's room」からブログ「frei」だけ引っ越し&残しました

ハイデルベルグ。

窓からの景色熟睡して目が覚めた。

彼氏さんは、もう仕事に出掛けてしまったのかな…。

8時に仕掛けた携帯の目覚ましが鳴ったので、いい加減ベットから起きて着替え始めた。外では教会の鐘の音が響く。あー、この音が以前ネット経由してリンダちゃんと電話した時に聞こえたんだな。それにしても、外は天気悪いみたいだな。小雨が降ってる。

リンダちゃんはまだ起きてないみたいだったので、洗面台で顔を洗っていると、台所の方で物音が聞こえた。あ、リンダちゃんだ。おはよー(^-^) すると、彼女も学校に行かないとアカンので、まずは朝食を取ろう!と言って、早速彼女はパジャマのまま、準備をしてくれました。ありがとうー。いただきまーす(^^)

…ってね、こんなノンビリしてる場合じゃないんですよ、奥さんっ。だって、ハイデルベルグのセンちゃんは、私からの連絡を待っているはずなんですから(^^; ってーか、8時に待ち合わせは無理だって言ってあるから、わかっているはずなのだがー・・・と思ったら、案の定、センちゃんから電話。

いやー、ごめんごめん(^^; 今、連絡しようと思ってたところだったのです。はい。すいません。

なにはともあれ、結局彼女は今日学校を休む気で、私を待っているというので、なるべく早く行かないとアカンようです。で、彼女曰く、S-Bahnの3番を使うと、ハイデルベルグ中央駅ではなくて、センちゃん宅の最寄り駅で次のHeidelberg-Kirchheim/Rohrbach駅に止まるので、それに乗って来て、とのこと。するってーと、丁度いい塩梅なのは、10時29分発、10時50分着の電車かな。りょうかーい。

シャンちゃんとは?
2001年留学時にフライブルグの学校でのクラスメートになった中国人女性。2才くらい年下で、現在ミュンヘン近郊フライジングに同じく中国人の彼氏と一緒に住む。ヴァイヘンシュテファン大学で博士論文に取り組み中。
それにしても、リンダちゃんと話してる時に限って、電話が多いな。昨晩もシャンちゃんから電話とSMSが来て、会話を中断しちゃったんだよね。ごめんね、リンダちゃん。なんかいろいろ先の予定が決まってないもんで、皆と連絡取らなアカンのですよ。うー。とりあえず、シャンちゃんとは明日会う事になって、やっと明日の予定が決まったから良かったものの…3日から先の予定はまだ一部未定だったりして(^^;

さてと、リンダちゃんも大学の授業があるので、一緒にハイデルベルグまで電車に乗ることに。しかし、ついつい2人でいると、いろいろ話してしまうもんだから、時間に余裕を持って出発した気でいたのに、マンハイム駅に着いた時には、もう目的の電車はホームに来ていて、猛ダッシュ。

そういう訳で、切符を買ってなくて参ったな…と思ってたら、リンダちゃん曰く、電車の一番後ろにVRNの自販機があるよ、とのこと。へー、知らなかった。

彼女には空いてる席に座って待っててもらい、私だけ試しに最後尾まで車内を移動してみると…ありました、ありました。本当だ。えーっと、ハイデルベルグ近辺までは、4Stufe(4エリア分の移動)で4.40euro(594円程)ですね。はいよ、買ったでー(^^)

再び車内を移動して、リンダちゃんの隣の席に座り、話し始める。…って、もうすぐハイデルベルグ中央駅やないの。いやはや、ほんと短い再会でした。ごめんね。さすがに話し足りないと感じたのか、リンダちゃんが「ドイツを離れる前に電話してね」と、携帯ではなくて家の電話番号を教えてくれました。携帯にかけるよりも通話料が安いからだよね。有難う。ほんじゃ、アドレス帳にメモっておくね。

かくして、アッサリと目的地に到着したリンダちゃんは手を振ると、電車を降りて行きました。あああ。ほんと短かったなぁ…。でも、きっと大丈夫。電話番号も教えてもらったし、今後も連絡取り続けようね(^^)

さて、センちゃんの最寄り駅は、1駅先なので、あっと言う間に到着。速度を落とした電車の中から、ホームの様子を眺めていると…あ、いました!あれがセンちゃんだわ!

ドアが開くなり、彼女の方に駆けつけると、あちらもすぐに気付きました。おぉー、これまた久しぶりぃー!(^-^)/ 彼女は出会った当時、ショートカットのボーイッシュなイメージだったんだけど、メールで教えてくれたように髪を少し伸ばしてて、女の子になってました。ほほぅ。セミロングも似合うねぇ(^^)

で、実は彼女の場合、2002年9月以来会ってなかったので、その間にお互い何が起きていたのか、彼女の住んでいる寮に向かう間に話し始めたら、これが長いっ。結局、寮に着いても、まだまだ話ネタはドンドン続きそう。

それにしても、この寮、実は2002年に私もこの寮に入る予定だった場所でして。それが事情があって、違う寮に入った訳ですが。(※「旅の途中」2002年6月29日分参照) あれから2年以上経過して、こんな形でその建物内に入る事になるとは…。それにしても、噂ではかなり汚い荒れたイメージだったんだけど、内部はそうでもないね。

でも、それが実はセンちゃんのお陰だそうで。いつからか具体的には知らないけど、最近ずっと彼女は寮の掃除のバイトをしていて、相変わらずあの私も通った学校「F+U」の校長と付き合いがあって、彼からそのバイトを頼まれてるんだってさ。おまけに当時は、その学校の寮でもあり、同時に大学の寮でもあったんだけど、数年前に建物の所有者だかが亡くなってしまい、その際に校長が全室を学校のために借り上げたとかなんとか。だから、今は完全にあの学校の寮になっているんだそうです。

そういう訳で、センちゃんは全室の掃除をしているらしく、寮の彼女の部屋に向かう間も、あちこちの汚れをチェックしているようでした。あぁ、これだけしっかり見てるから、今は建物内がそれ程荒れてないのか。なんというか、頼もしいなぁ。数年前のあの彼女から、すごく進化しているのがよくわかる。

ちなみに建物内は、各階に8部屋くらいあって、1部屋は6畳程度の広さ。各部屋には洗面台と冷蔵庫が取り付けてあって、トイレとシャワーは共同でした。あー、なんか私が昔、ミュンヘンで寮生活したのと同じような感じなんだね。それにしても、共同ですら台所がないのが痛いところだねぇ…。…と考えたのは、センちゃんも同じだったらしい。昔の私のように、簡易電気コンロを買ってきて、洗面台の側に設置してました。やっぱりねぇ、そうなるよねぇ。

さて、そんなセンちゃんの「ミニミニ台所」で、彼女はこれから私のために、昼食を作ってくれるとのこと(^^) 「狭いし寒いし、ごめんねぇ。一番居心地の良い場所に座って待っててね」と気を使ってくれるのだけど、いやいや、せっかくだから、お料理中センちゃんを観察しようじゃないか(笑) じーっ。

しかし、観察したりデジカメで撮影してると、照れてしまうのか、はたまた単純に邪魔なのか(笑) 勉強机の方に追い返されてしまいます。うー。じゃあ、何か手伝わせてよぉう。

それも却下されたので、ほんじゃ、彼女の部屋観察をしてみましょう。えーっと、本棚には難しいそうな本が沢山並んでいます。え、えーっと。彼女の専攻してるのは数学なので…内容が訳わからんとです(汗) でも、数学やってる人には当たり前の事で(?)、プログラムも扱えないと困るんだそうで、C++の本とかもあります…って、え、センちゃんプログラム出来るの?へぇー、知らなかった。しかも、C++なんて、私扱えないよ。すごーい。

お、その下の段には、日本語入門の本があります。当時、時間が出来たら日本語習うねー…とか言ってたけど、本当に勉強してるの?これまた、すごい。面白いから文章を読み上げてみると、センちゃん喜んでいます。テープとかCDが付いてない本なので、音声が聞きたかったそうですよ。それなら、いくらでもお読みいたしませう(^-^)

それにしても、当時の事を彼女は本当によく覚えてるなぁ。私がハイデルベルグを離れる時に、少女漫画っぽい絵を描いてくれ…と彼女に言われたもんで、色鉛筆使って描いてプレゼントした絵は、先日中国に里帰りした際に持ち帰って、友人達に見せてたんだそうです。ってーか、恥ずかしいから封印しといてくださいよ、それ(笑)

そんなこんな、ちょっかい出してるうちに、ご馳走が出来てきましたー。わざわざ中国から持参しているらしい炊飯器には、ドイツのお米が炊けたようです(^^) わーいわーい。

ちゃぶ台がないので、カーペットの上に新聞紙を広げて、その上にお料理を並べています。よぅしっ、運んだり、御飯よそるくらいなら、勝手にお手伝いしちゃうもんね。

はい、まずはモッツァレラ&トマト&キュウリのサラダ。

続いて、冷凍白身魚のフライ&御飯。

そして、きくらげ&トマト&卵スープ。

どうですか、昼食にこんなに贅沢に出されちゃって、いやはや、ビックリ。ほんじゃ、いただきまーす(^-^)/

嗚呼、うまか。白身魚のフライって、私大好きなんですよ。特にドイツじゃ。なんでかなぁ、日本で食べるのと、ちょいと違うんだよねぇ。はぁー、身体にしみる美味しさだ。スープも中国な味で、やや薄味だけど、フライが塩が効いてるので、口がしょっぱくなったりしたら、スープを飲んで…というコンビネーションはピッタリ(^^)

ユンちゃんとは?
2003年ミュンヘンの英会話学校でクラスメートになったキューバ人女性。2才くらい年上で、ミュンヘンにドイツ人の旦那と一緒に住む。職業はフリーのコスチュームデザイナー。
そんなこったで、一気にパクパク食べた後も、林檎やオレンジを用意してくれちゃって、それをいただきながら、くっちゃべってると気付けば16時台。その間に、ミュンヘンのユンちゃんからも携帯に電話。12時に会う予定が、急な仕事が入ったので、15時以降にずらして欲しいとのこと。了解ー。

って訳で、明日のミュンヘン行きの電車のチケットも買っておきたいし、なんか外は晴れてるみたいだし、せっかくだから、ちょいと中心地の辺りを散歩してきますか(^^)

それにしてもだ。

さっきはDBの駅の方から、寮に来た訳なんだけど、市電の駅の方に向かってみると、なんか見覚えのある景色。あー、そういやぁ、ハイデルベルグに住んでいる時に、一度だけこのRohrbachで降りた気がする。なんでだっけなぁ???

とにかく、来た市電に乗り込んで、車内で車掌さんに頼んでチケットを購入すると、片道2euro(270円程)也。見覚えのある懐かしい景色を眺めつつ、中央駅に到着すると、早速DBの自販機をチェック。えーっと、14時にはミュンヘンに到着するように買うとなると…11時14分発、14時18分着のICですね。52euro(7020円程)也。

…とここで、指定席は特に利用する気もなく、さっさとチケットを購入しようとすると、センちゃんが一言。「自販機なら、指定席は無料で確保できるから、取った方がいいよ!(^^)」 え、そうなの? 自販機に表示されている案内をよく読むと…あぁ、本当だ。へぇー、よく知ってるねぇ。有益な情報をありがとう(^^) なに、これって、ICに限らず、ICEとかのチケットでもそうなのか?(※後日確認したところ、ICEでも指定席料は無料でした。ネット上でチケットを注文しても同じように無料だけど、普通に駅の窓口で購入すると、3euroかかるらしい)

そんな訳で、席も確保出来て安心したところで、ちょいとまた携帯のプリペイドを買おうと、15euro分を購入しようとして、50euro札を入れたら、お釣りが全部小銭で出てきちゃいました(涙) うー。重い。小銭入れが重過ぎるぞー。

早く小銭を使って軽くなりたかったので、引き続き、中心地の方まで歩いて行って、また祖母への絵ハガキを用意しよう…と、Kaufhofへ。センちゃんも一緒になって、0.50euroの良い絵柄のを選んでくれて、購入したところで、すぐ側の郵便局へ。郵便局内に、ちょいと座れる所があるから、そこでメッセージを書けば、すぐに日本に郵送できるんじゃない?とのことです。よーし、そうしよう(^-^)/

…って訳で、祖母には2通目のハガキが送れたところで、満足してそのまま歩行者天国のHauptstraßeへ。

NORDSEEで売ってるお寿司学校の前を通って、その近くの馴染みの本屋に寄って、ブラブラ歩いていくと、NORDSEEがあって、パン屋があって…嗚呼、懐かしいなぁ、ここも。日韓ワールドカップの決勝戦をTV観戦したのも、この通りのレストランだったし、2000年のアメリカ旅行帰りにおにーちゃんと食事したのも、この通りだったよね。それにしても、前回から2年近く経過してるって言うのに、全く変わりないなぁ。

パン屋で売ってるカーニバルっぽいお人形パンこうして、散歩しているうちに、すっかり周りも暗くなってしまったので、市電で寮に戻り、今度はお夕飯です。

またセンちゃんが、せっせとお料理をしてくれている間、今度はお邪魔にならないように(笑) 寮のシャワーを借りてみました。はぁ、おもしろーい。私がいたミュンヘンの寮では、男女それぞれにシャワー室があっても、室内は適当に区切ってあるだけだったので、隣の人の様子がまる見えだったのだけど、ここでは完全個室タイプ。あー、これならいいなぁ。

ちなみにKlo(トイレ)も少し変わっていて、それぞれの号室に、1つ1つトイレが割り当ててあって、指定されたトイレのために鍵を渡されてました。つまり、トイレを使う時はまずドアを鍵で開けないと入れない訳。面白いけど、センちゃんは、以前泊めてあげた友人さんが、その鍵を間違って持ち帰ってしまい、鍵が戻ってくるまで大変だったそうです(^^;

そんなこったで。話を戻してシャワーから戻ってくると、白身魚のグラタンのような物とサラダでお夕飯に。わーい、またまた豪華だなぁ。ありがとう!いっただっきまーす(^-^)/

食後は何故か彼女が持ってた「千と千尋の神隠し」中国語版DVDを、彼女のノートブックパソコンで見る事に。音声は日本語、字幕は中国語で見れるそうで、センちゃんはすでに一度見てて、他の作品も見た?とかで、宮崎駿さんのファンらしいです。おまけに日本の漫画が好きみたいで、中国語に翻訳されたものを読んでいるらしいですよ。そんな訳で、日本のインターネットカフェで、漫画読みまくったらどうか?と提案したら、興味津々で「いつか日本に行ったら絶対に行く!」と言ってました(笑)

そうこうしているうちに、夜中になってしまったのですが…重大な事に気付いた私。私のアドレス帳&日記帳を、さっきの郵便局の机の上に置き忘れてしまいましたぁ〜(涙) ガーン。

幸い古いアドレス帳も持参しているし、ほとんどの友人の電話番号は、すでに携帯の電話帳に登録してあったからいいけど、私のこれまでの日記が…。あ"あ"あ"。明日、郵便局に寄らなきゃ。。。