frei

旧「anney's room」からブログ「frei」だけ引っ越し&残しました

ヒトラー〜最期の12日間〜観たよん。

連休だー!おー!

じっくり休むぞー、おー!

…と言いたい所ですが、観たい映画がいくつかありまして。

私の体力と相談していたら、母が一言。

「もう少しすると世間は夏休みだよね」

そうだった。世間には夏休みがあるんだっけか。

って訳で、街が混む前に行って来ようと

ヒトラー〜最期の12日間〜」(独語タイトル:Der Untergang)を観に

シネマライズに行ってまいりました。

シネマライズは、人ごみ=渋谷嫌いな私にとって困った事に

好みの映画ばかり上映してくれちゃいまして

実は「バス174」も観たかったんですが。

でも、さすがに2つも1日で観たら身体が壊れるので(笑)

今回はヒトラーの方だけにしときました。

それにしても初回を狙って早く行ったのは正解だったかも。

私は席を選んで座れたし、

プログラムも混んでないうちにサクッと買えたんだけど、

上映時間になったら、席は満席だわ、

上映終わって外に出たら、階段のところに人の列が出来てたし、

渋い映画なのに、結構人気ありそうでした。

さて、映画の内容は、まだ観てない人のために書かないとして、

とりあえず感想。

正直言うとナチスの話は、私、あまり詳しく知りません。

勿論、一般的に歴史で習うような事は知ってても、

独語習ったり、ドイツに興味持った人としては

「知らなさ過ぎ」って、つっこまれそうな勢いです(苦笑)

で、そんな私が観てても、ドカンと目新しい事実は別にないのだけど

テーマがやっぱり重いんで、知ってる事が演じられても精神的に疲れます。

ってーか、この映画を作ろうとした人達の苦労ばっかり想像しちゃって大変。

よくこの世間的に「強力に悪役」なところを勇気を持って演じたなぁ…ってね。

その使命感っていうか、そういうのにも感動したんだけど、

特に最期に秘書本人Traudl Junge さんが、

後に語ってるシーンが胸に響きました。

この秘書さんのインタヴューは

Im toten Winkel」(死角にて)ってタイトルで

ドキュメンタリー映画になってるみたいなんで観てみたいです。

で、このドキュメンタリー映画と同時に発行された本

Bis zur letzten Stunde」(私はヒトラーの秘書だった)は

幸いにも何故か近くの図書館にあって、取り寄せ注文しといたら

タイムリーにも今日届いたので、これからドカンと読むところです。

映画観てて、気になる人物が2人いたんで

(シェンク博士と、最期のシーンにもいた若い男の子)

彼らのその後とか、何か詳しい事がわかるといいんだけどなぁ。

それにしても、この映画を振り返ってブログ書いてたら、ふと

かつてのヴァイツゼッカ?大統領の言葉

「過去に目を閉ざす者は、現在にも盲目である」

Wer aber vor Vergangenheit die Augen verschließt, der wird blind für die Gegenwart.

…が、頭に浮かんだのでした。

ふー、重いなぁ…。