記憶の味を共有してもらった。
大事な人が誕生日でした。
って訳で、昨日はドイツにいるリンダちゃんの誕生日。
一ヶ月以上前から、何を贈ろうか考えて
準備してたのでありました。
最初に用意したのは、日本っぽい柄のハンカチ。
新宿のとあるお店で買ったんだけど、
それだけじゃなんだか寂しいなぁ。
かと言って、いかにも「お金がかかってますー」な物を送るのも
なんだか私の趣味じゃない。
で。
彼女自身に、こないだネット経由で電話した時
何がいい?と聞いたら、
「あにーが良いと思うものがいい(^^)」とのことだったので
私が大好きなお菓子を送ろうって事に。
そう私が大好きなお菓子…それは駄菓子。
小さい頃、近所に駄菓子屋があって、
1日10円のお小遣い貯めて、ちょこちょこ買ったっけ。
着色料バリバリ入ってそうなジュースが飲みたかったのに
母にあんまり飲むな、って言われたんだよね。
くじ付きのきな粉のまぶした、訳のわからない甘いもの、
あれもよく食べたような。
梅ジャムつけた、ソースせんべいも大好きだったな。
ソースせんべいで、動物の顔を作ってくれる屋台は
そことは違う場所のとある公園に、ときどき出没してて、
結構憧れだったっけか。
そういう訳で、そんな私の生い立ちというか
私の育った環境を少し味わっていただこうと、
近所のお菓子屋さんで、いくつか駄菓子を買って
全部写真に撮ってから、独語で味や原料や賞味期限を書いて
郵送しておいたのは今月の頭。
SAL便で送ったんだけど、無事ちゃんと誕生日に間に合って
今日、喜びの声がメールで届きました(^^)
よかったよかった、ほんとに喜んでるみたい。
記念に全部とっておきたかったんだけど、
早速、きなこ棒を食べて美味しかったそうです。
なんか嬉しいなぁ。
大好きな人に、私の大好きなものを知ってもらうって。
遠くにいたって大丈夫。
きっとこれからも一緒にいろんな事、共有して生きていけるね。