frei

旧「anney's room」からブログ「frei」だけ引っ越し&残しました

夢は叶う

6時起床。ね、ねむ…おはようございます。

…って、ウダウダしてる場合じゃありません。今日は昼にはミュンヘンにいなくちゃアカンので、急いでますよー。バタバタと朝食をいただき、7時20分。Morgenmuffelさんの運転するSmartで、急いで中央駅に向かいます。旦那さんもまだ出勤前だったので、お世話になりましたぁ!と挨拶して、さぁ、出発!

それにしても、彼女が車を飛ばしてくれてるんだけど、小さいSmartちゃんは、一生懸命がんばっても、普通の乗用車と比べると、やっぱり苦しそうな感じ。あー、ごめんね。Smartちゃん…(汗) おまけに目の前にパトカーが、ゆったり走ってたり、赤信号につかまったりで、どうにもこうにもヤバそうな気配がしてきたのですが…。なんとか、7時38分頃に中央駅到着!駅前の駐車場に彼女が止めてくれた途端に、私はトランクを引き摺ってホームまで猛ダッシュ!車の鍵をかけたMorgenmuffelさんも、後から追いかけてきてくれて、一緒にトランクを持って走ると、よりにもよって、ホームが遠い(涙) ぜーぜー、はぁはぁ。ぜーぜー、も、もうダメ…。

こうして、ホームに辿りつくと、そこには停車中の電車が。おぉーーー!なんとか間に合った!(T_T)/ すると、様子を見ていた近くの駅員さんに笑われて「まぁまぁ、落ち着いて(^^)」と、私のトランクを車内に運んでくれました。あり…(ぜーぜー)がとうござい…(ぜーぜー)ます!

そんなこったで。朝からバタバタと騒ぎに巻き込んでしまって、ほんとごめんなさい。>Morgenmuffelさん。やっぱり昨日のうちにフランクフルト辺りにでも移動しておきゃよかったよね。とにかく、いろいろどうもありがとう!またね!今度はどこで会えるのかな?

そして7時41分、動き出した鈍行電車は、通学・通勤の方々でいっぱい。とは言え、勿論、東京の超ラッシュとは比べ物にならない程、車内はスペース空いてますが(笑) でも、トランクでスペース取っちゃってごめんなさい。

席に座って、さっきの猛ダッシュのダメージ(笑)を癒して過ごしていると、9時10分マンハイムに到着。さぁ、ICEへ乗り換えです。今日は混み具合はどうなのか、ドキドキしながらホームに辿りつくと、車内は結構空いているようです。よかったー。トランクを上の棚に持ち上げて、窓際の席を確保したら、9時33分に出発。

ちなみに。最近のICEは席と席の間の、足元の辺りにコンセントがあるんだけど、幸いしばらく隣の席が空いてたので、遠慮なくiPod shuffleの充電をしておきました(笑) いやー、買って良かったモバイルクルーザー。勿論、Cプラグをささないとコンセントの形状が合わないけど、おかげで手軽に充電できますわー。

それにしても、この後、ゆったりしてられるか?と言ったら、ミュンヘンに着いてからも、要ダッシュ。12時半にミュンヘンに着くはずなんだけど、13時には市庁舎前にいないとアカンのですから。 うまくスムーズにコインロッカーにトランク預けて、移動できるかな?と、不安に思いつつ、ミュンヘン到着。速足で駅構内の知ってるコインロッカーまで移動し、トランクを預けてみると…あれ、意外に余裕があるなぁ。さすが慣れた土地だけに、市庁舎までもS-Bahn(近距離電車)で、サクっと移動。予定より早く、約束の地、市庁舎前に着ましたよー。

が、晴天の下、市庁舎前で待つ事、20分。・・・・・会う予定になってるキューバ人の友人ユンちゃんは、来ないですね(汗) そして、公衆電話から電話してみると、ユンちゃん一言。

「わ"ーーーっ、ごめーーーーん!忘れてた、今日だっけーーー!」

そんな訳で、今は仕事中なんだそうなので、15時に改めて会う事に。ちゃんちゃん(笑)

かくして、カールスプラッツまで歩いて戻り、地下にある大好きなパン屋Müller Brotでチェリーパイを購入…と思ったら、売り切れてたのは昨年の事(笑)。今年はショーウインドウに近づいていくと、パイらしき物が列になって並んでるところが、どうやらアップルパイではなく、ちゃんとチェリーパイの模様。やったー(^-^)/ わーいわーい、おひとつくださいな〜♪んあー、相変わらずパイ生地とチェリージャムのコンビネーションが最高。上にかかってる粉砂糖も、甘すぎず味のアクセントになっていい塩梅。あー、しあわせ。

そして、これまた去年同様、駅前の毎度利用してたeasyInternetCafeへ。入った時間帯に応じて、料金が変わるんだけど、今は1時間で2euro(290円程)の模様。さて、ここでメールをチェックして、22・23日夜のホテルを予約しとかなきゃ。とりあえず、フライトの朝にはフランクフルトに入っておきたいんだけど…HRSで検索すると、どうもメッセでもあるのか、ホテルが異常に高いですなぁ…。って訳で、ハイデルベルグのお安いホテルに。やっぱり知ってる土地だと、住所や地図から、ホテルの周りの状況が把握できるからいいやね。

それにしても、数あるPCの中から、よりによって液晶モニタの画面が少々壊れてるのを選んでしまったみたい。ちょっと、いじってるだけで目が痛くなってきた。ヤバイ。ヤバイ。

そうこうするうちに、約束の15時に。ネット場の店の出入り口まで行くと、御馴染みの顔が!あ、ユンちゃん!きゃーん、久しぶりぃ(^-^)/ …と、早速連れていかれたのは、店の前の駐車場。そこにはドイツ人女性がいて、駐車料を機械に入れようとしているところでした。・・・って、この方は?(^^);?

すると、なんとアシスタントさんだそうで!えーーー!すごい、なんか出世しまくってる感じがしますよ。なにはともあれ、初めまして(^^)>アシスタントさん。

そして、向かうは昨年も行った、anna hotelのカフェ。2人とも、この後お仕事があるそうなので、それまでの1時間程しか居られないとのこと。かくして、ユンちゃんはお昼食として好物のお寿司(エビ巻・アボガド巻)を、アシスタントさんは何か飲み物を、私はコーヒーを頼んで、早速近況報告。

で、お土産に綺麗な柄の風呂敷を渡したら「スカーフ?」って聞くので、「いや、何か包んだりするもんなんだけど…好きなように使っていいよ」と答えたら、「じゃあ、スカーフにするわ。でも、街中でもし日本人に遭遇したら『なんだあの外人!風呂敷を首に巻いてるぞ』って笑われるかもね(笑)」と一言。た、確かにね(笑)

あと、昨年会った時に「子供が欲しい」って言ってたから、てっきりもう「お母さん」なのかと思ったら、まだなんだそうで。仕事で毎日忙しくしているようです。それはそれで良い話ですね(^^) それから今度来る時は、絶対にユンちゃん宅に泊まりなさいね!と言われたり、今度は彼氏を作って連れてきなさい、だとか(苦笑)、世界を沢山知った方がいいから、彼女の母国キューバにも行ってみなさい、と言われたりで、いろいろ刺激的で面白い。いやー、ユンちゃん、相変わらずやね(^^) 笑いっぱなしかと思いきや、黒人として人種差別に対する問題を語りだしたり、たった1時間でも、盛り沢山で気付けばもう16時。

いやぁ…ほんと今度は泊まらせてもらうよ。うん。その時には、忘れかけちゃってる私の独語をもっと改善して、難しい話まで長く深く話しこみたいね。 あ、ちなみにアシスタントさんも、すごく印象の良い人で、話してる事も態度も全てが知的で、綺麗な人でした。じーん。いい人、アシさんについてもらえて幸せだね、ユンちゃん(^^) またね、元気でねっ(^-^)/

かくして、怒涛の1時間で、頭ん中は久々に独語の嵐でクタクタ。そういやぁ、今回の旅行で長々と独語で話したのって、これが初めてだっけ。イマイチウォーミングアップ出来てなかったから、会話下手だったなぁ、私(涙) とぼとぼ。

さてと。これから19時までは、時間があるので、懐かしい場所をフラフラしますか。

と、まずは本屋「Hugendubel」へ。以前は、あまり興味のなかったプログラミング関連のOOPデザインパターンの本、リファクタリングに関する本を物色。なるほどー、一応、専門書はあるにはあるけど、日本ほど種類がないかもなぁ。専門になればなる程、独語版じゃなくて、英語版の輸入本ばっか置いてあるし。やっぱり仕事上必要なのは、独語より英語だよなぁ…。

と、熱心に立ち読みしていると、段々頭痛が襲ってきた(汗) これは嫌な感じの痛みですよ。このまま放置すると、頭痛の嵐で何も出来なくなりそうだ。ってーんで、慌ててKARSTADTのレストランへ。ちゃんとアスピリンは持ってるんで、何か軽く胃に流し込んで薬飲まなくっちゃ。でも、コーヒーは今飲みたくないし、何か温かい物がいいんだけど、何か食べたい気分じゃないし…どうしよう。

しばしドンドン強くなっていきそうな頭痛を抱えて、レストランのセルフサービスコーナーでウロウロしていると、片隅にスープコーナーがある事に気付く。おぉ、トマトスープがありますね。給食用の鍋みたいなののフタを開くと、表面にマクがはった濃厚そうなトマトスープが。これは作ってから時間が経って、旨みが増してそうな雰囲気ですよ。よし、これにしよっと。

マグカップ程度の入れ物に1杯で、2.50euro(363円程)なのは、コーヒーなんかと比べると、少々高い気もするけど、いやいやそんな事言ってる場合じゃありません。いっただきまーす。・・・・・う、うまかーーー!(T_T)/

なんだこりゃ、かなり美味しいじゃないですかっ。深みがあって、トマトの軽い酸っぱさと甘みに、ドイツ独特のハーブ達が、ほのかな薬草味を臭くない程度に加えてて。塩加減も私にはピッタリだし、温かいから、やっぱり身体がホっとする。はぁー、これだけで生き返る。いやぁ、たまらん。

そして、アスピリンも飲んだら、あっさり頭痛もダルさも消えうせて、あっと言う間に全快!(^-^)/

ご馳走様でしたぁ!

かくして、再びお店巡り。今回の目玉(?)電子辞書を確認しにSATURNへ。…って、あれ?地下から地上3Fまで、全館SATURNになってる。あれ?以前地下はTengelmannだったけど、1Fはなんだったっけ?(※ずっと前は「KAUFHALLE」、続いて「multistore」になって、確か2Fから上だけがSATURNだった) なにはともあれ、電子辞書売り場を眺めてみると、今まで各地のSATURNで見てきた価格と同じ。そりゃそうか。支店だもんなぁ。

そんな時は、意外にもKaufhofやKARSTADTで掘り出し物が見つかったりするんだよね。って事で、KARSTADTのマルチメディア売り場のある建物へ移動。ちなみに、そろそろ枚数がなくなってきたデジカメのメディアを買いたいな…と思ったら、256MBのSDカードは14.99euro(2174円程)也。うーん、安いのか高いのか、日本での価格覚えてないや…うー、とりあえず我慢我慢。

それから、目的の電子辞書のショーケースを見てみると…友人に頼まれた機種はなかったものの…お、何故かカシオの1機種が129euro(18705円程)で、お安いじゃないですか。よく見ると値札のところに「Einzelstück」だか書いてあって、どうやら展示品の現品処分らしい。おぉ。こ、これは「買い」じゃないか?

しばし、その場で迷っていると、通りがかった係りのおにーさんが「何か御用はございませんか?(^^)」とタイミング良く聞いてきた。よしっ、これください!(^-^)/

すると、おにーさん「こちら、展示品になりますが、よろしいですか?」と感じ良く聞いてきて、ついでに「いや、お客さん。あちらの電子辞書も丁度お安くなってましてねぇ。あちらは収録単語数が○○で、おまけに同類語辞典も収録されているんですよ。これで149euro(21605円程)。どうですか?(^^)」とアドバイス。きゃーん。同類語辞典かぁぁぁ…欲しい機能だなぁぁぁ…20euro追加で、そんな機能が…ぐぐぐ、ががが、ぐぐぐががが(←心の中の葛藤音)。でも、いいです、私、同類語辞典、本で持ってるし、そんなに、英語も独語もレベル高くないからボキャブラリー少なくて大丈夫だし(?)。

と、決心して、クレジットカードで買いましたぁ!カシオのEW-G2000ですよぉう(^^)/ わーいわーい!

…とまぁ、早速箱から出して、電子辞書いじり倒したい所ですが、喜んでる場合じゃありません。早くそろそろマリーエンプラッツの市庁舎前に行かなくっちゃ。

急いで箱を鞄に詰め込んで、人をかき分け歩行者天国を歩いていくと、おっと約束の19時より5分程早く着いちゃいました。って実は、会うのはミエちゃんなんだけど、なんと職場の花屋さんは、この市庁舎に面しているという話。もしかしたら、まだ花屋さんにいるかもしんないし、ちょっと行ってみよう!

…と、角を曲がって花屋の方へ歩き出すと、あ、ミエちゃん見っけ!丁度彼女も市庁舎前に来るところでした。久しぶりぃ!(^-^)/

いや、せっかくだから、ちょっと見たいな、そのお花屋さん。ミエちゃんと一緒に、お店の方まで少し戻ってみると、すでに閉まっていたけど、お花達に照明があてられた「Bahlmann Die Blumenbinderei im Munchner Rathaus」の洗練された店内を見る事ができました。あー、ここに。ここで働いてるんだぁぁ。すごいっ!こんな一等地にかまえてるお店で働いてるなんて!!!

お花の事は、よくわかんないけど、色とりどりに構図の良い花達が生き生きしています(^^)

いやぁ…なんか…メールですでに、ここで働いている事は教えてもらってたけど、こうやって目の前にすると、やっぱりすごいなぁ。ミュンヘンの寮で出会った頃には、すでに「ドイツでお花勉強してフロリストになりたい」って語ってたけど。こんな風に夢が叶うのかなんて想像つかなかったよ。だって、ここって私が好きなレストラン「ドニーゼル」の目の前なんだよ。何度もここを通りがかってたけど、こんな観光客が沢山来るようなところで働けるなんて。もう、ほんとただただ尊敬です。

そんな訳で、去年会って以降、学校を卒業したり、このお店に就職したりと、いろいろ変化のあった彼女ですが。さらには、お住まいも違いまして。今は彼氏さんのお宅に一緒にいるそうなので、一度、中央駅でトランク回収してから、地下鉄で彼氏さん宅へ。

どうも、お邪魔しまーす!ご無沙汰しております、彼氏さん!ぺこり。あ、私独語、下手になってますんで、手加減の程、宜しくお願いします(^^;

すると、彼氏さん、なんとお夕飯を作っていてくださったそうです。それも、今が旬になりかけているシュパーゲル(白アスパラガス)!ありがとうございます!!!

まずは、とにかくトランクを置かせていただく部屋に案内してもらったところ、そこはまるまる一部屋、ミエちゃんが普段使っているお部屋でした。いやぁー、すいません。お邪魔します&ありがとう!ちなみにフランクフルトで郵送しといた日本の雑誌達も、無事届いていたようです。よかったよかった(^^)

ついでに…さらにお土産として彼女が好きな「スッパイマン」と、私が最近気に入ってる「まるごとおいしい干し梅」を渡してみたら、これが大正解。ミエちゃんも好きなんだって、これ。よかったー!美味しいよねぇ、うんうん。

そんなこったで、お夕飯タイムです。上等な赤ワインに、シュパーゲルスープ、茹でシュパーゲルをいただいたところ…あれれ?スープを飲んだ彼氏さんの顔が曇りましたよ(汗) なんか苦い、とのことです。ミエちゃんの指摘によると、シュパーゲルの根の方を、沢山切り落とさないとアカンのですが、そこをスープに使ってしまった模様。彼氏さん、あー、ダメだね、こりゃ…という感じで、次々と皆のスープを片してしまいました(^^; あらら。残念。でも、こうして、わざわざお料理してくださった事が嬉しいです。茹でシュパーゲルは、丁度良く火が通ってるし、彼氏さんが選んだ赤ワインも、クセや苦味が一切ない爽やかな味で飲みやすいし(^^)

それにしても、丁度タイミング悪く、ミエちゃんのお知り合いのご都合で、何かお花に関する相談を受けていて、いろいろ彼女は電話やメール・FAXで連絡を取らないといけないようです。夕飯の間も、電話が鳴っては応対して、しばらくすると戻ってきては、またお電話で忙しいそうです。

そんな彼女がお取り込み中の時は、彼氏さんと独語で話したりなんかして、和やかにミュンヘンの夜を過ごしていると、彼氏さん、隣の部屋に行ってピアノ演奏を始めました。おぉ、ジャスが流れてきましたよ。すごーい。腕前も確かです。戻ってきたミエちゃんと一緒に、赤ワイン片手に話すバックミュージックは、彼氏さんの弾くジャズって、なんて贅沢なんだー!

こうして、1年分の近況(?)をお互いに話しているうちに、もう1時。ふー、今日は早起きしたから、さすがに眠いね(苦笑) ほんといろいろありがとう!おやすみなさい。