frei

旧「anney's room」からブログ「frei」だけ引っ越し&残しました

ここであなたが

お、おはようございます…。

皆さん、すでに起きてますでしょうか?ここはMorgenmuffelさん宅「果てしなくJAPAN」なお部屋です。おかげさまで、心地よくグッスリと眠る事が出来ました。

さて、今日はザールブリュッケン観光させていただきまーす。が、明日は一気にミュンヘンに行かないとアカンので、今晩どこに泊まるのか迷いまくってます。明後日ここを早朝出発するか、それじゃ迷惑だろうから、今日中にフランクフルト辺りにでも出て行くべきか…。と、Morgenmuffelさんと相談させていただいたところ「どっちでもいいよー」という感じで、柔軟に対応してもらい有難い限り。

ところで、旦那さんは昨晩、勿論ちゃんと帰宅されたのだけど、すでに朝食も済ませ出勤された模様。お疲れ様です。それにしても、相変わらず日本語お上手でしたわぁ。

さて、Morgenmuffelさんと美味しい朝食をいただいていると、ピンポーン♪とドアホンが鳴る。はて?どなたでしょう?…と思っていると、Morgenmuffelさんが応対した玄関から声が聞こえてくる。どうやら、ご近所の奥さんの模様。勿論、全て独語。超高速な上に、ときどき囁き声になるので、聞き取り練習(笑)としては最高に難しいのではないかと思ったり。

そして、居間で引き続き朝食をいただきながらも、もれ聞こえてくる内容から察するに、どうやら地下の洗濯物干し部屋についての相談らしい。ちなみにご存知のように(?)ドイツでは、ベランダや人目につく所にドカーンと洗濯物を干してはいけないのですが。地下に物干し紐が用意されてるので、建物の住人同士で干す順番を相談しあわないとアカンのでありまーす。私もホームステイだの寮・借りた部屋だので、経験しましたなぁ。

そんなこったで、親切なMorgenmuffelさんは、その要望に応えようと頑張っていました。ほんと、私はドイツで「普通に暮らす」って事の大変さは痛感した性質なので、そういうご近所付き合いを、ちゃんとこなしている彼女は本当に尊敬ですわ…。

かくして、便乗でちょいと地下室を拝見してから、11時頃お宅を出発し、またもやSmartで近く(?)の市電の駅まで。そこで市内交通網の近場1日乗車券を購入。4.10euro(595円程)也。

さて、市電で中央駅まで移動すると、早速まずは駅前のトゥーリストインフォメーション内へ。絵葉書を購入したかったので、中で何か良い絵柄に出会えるかな?と思ったんだけど…それよりも、ザールブリュッケン方言辞典に目を奪われてしまった(笑)ショーケースん中に入ってて、中身をじっくりは見れなかったけど興味深いなぁ。とは言え、ここに住んでる訳じゃないので、必須アイテムという事もなく、結局何も買わずに店外へ。

それから、お店のある中心地方面へ歩き出してみると、1euroショップを発見。ミュンヘン留学してた頃、やっぱり0.99DMショップなんかあって、たまに物色した事があるんだけど、今はどんな物を売ってるんでしょう?

すると、思った以上に結構魅力的な商品が。特に携帯ラジオは、ちょっと欲しい。勿論、安いだけに作りがちゃちぃんだけど。うーん。しかし、これで万が一「ちょっと使ったら壊れました」ってなると、勿体無いしなぁ。一方、Morgenmuffelさんは、食器洗いブラシを購入する事に。このブラシ、ちょっと変わってて、ブラシの柄の部分に洗剤を注入しておくと、洗ってる最中に自動的にブラシの先端から洗剤が出てくるんだよね。…って、こんなのもしかして日本でも売ってるのかな?(※売ってました。ちょっと形は違うけど、これとかこれとか。)

かくして、予想外のお買い物をしつつ、トロトロ歩いて行くと、橋を越えました。そうか、そうだった。この「ザールブリュッケン」(ザール川の橋)って名前からして、橋がありそうだもんね。それにしても「Saar」[ザール]ってスペリングも、a が2つも並んで少し変わってない?って彼女に聞いてみたら、他にもあるよねとのこと。「Aachen」[アーヘン](ケルン近くの地名)もそうだし、「Aal」[アール](うなぎ)もそうだって。あ、そうだった。なるほど、なるほど。

(※ちなみに、ザール川はフランスから流れてきてるし、アーヘンは仏語圏のベルギー近くにあるので、この「aa」というスペリングは、何かしら仏語に関係があるのではないかと思ったり)

そうこうしているうちに、この街の名所、ルードヴィヒ教会に到着。おぉー、大きいなぁ。普通の教会とは、ちょっと違った形ですね。プロテスタント系の教会とのこと。うーん、しかし○系とかって違いをよく知らない私(苦笑) あ、でもなんか聞いた事あるなぁ。いかにも教会っぽい塔になってると○系で、そうじゃないと○系だとかって、どっかで誰かが言ってたような?(※追記:一応、屋根が円錐っぽい形なのがカトリック、そうじゃないのがプロテスタントらしいです)

それにしても、すっかり晴天でありがたい!撮影日和じゃないですか。周りの建物の雰囲気も良いし。

街灯もなんだか、おしゃれさん。フランスに近いから、どっかデザインも影響受けてるのかなぁ?

さてさて、お次の場所へ移動しましょうー。今度は歩行者天国の方へジリジリと移動。あらまー、結構お店あるじゃないですか。前回来た時は、夜到着してバーまで移動した程度だったし、街中歩かなかったから、全然風景わかんなかったんだよね。

おまけに気持ちいい晴天で、街中はお客さんでいっぱい。SATURNに寄らせてもらって、例の電子辞書の価格を確認したところで、久々に見かけたFOREVER18にも立ち寄る。ここの服が結構安いし好きなんだー。フライブルグにいた頃によく買ってたんだけど、ちょっとフェミニンなブラウスやスカート・鞄があったりで、今回もまたスカートに惹かれまくり。でも、強力に欲しい訳じゃないから節約して我慢我慢。

KARSTADTで絵葉書を買ってから、お腹空いたのでどこかレストランでも。せっかくだからここの名物を味わってみようと思ったら、手頃なお店が丁度お休み。ガーン、残念。結局、NORDSEEでお食事する事に。でも、今回NORDSEE店内での食事は、まだだったので嬉しい限りですわ(^^) お昼時だからか、店内が混んでたけど、やっぱり「Garnelen-Box」(小エビフライボックス)と Weiß-Bier(小麦ビール)は美味しいなぁ。

その後、アイス屋さんで、ラズベリーアイス(0.60euro=87円程)を、おごってもらっちゃったりしつつ、行った先はMorgenmuffelさんが結婚式を挙げた教会。

わーわー。ここで結婚したんだぁぁ…。

途端に目の前にある教会は、単なるドイツの教会の中の1つじゃなくて、特別な場所に感じちゃうよ。日本に生まれて、まさかドイツの教会で結婚するなんて、想像もつかなかったんじゃないかなぁ…。私もMorgenmuffelさんに出会った時には、こんな日が来るなんて思ってもみなかったよ。

すると、教会の中へ案内してくれる彼女。いいんですか?私入っていいんですか?(汗)

中は広くて神聖な雰囲気が漂ってて、パイプオルガンを練習するような音が響く。どこの教会でもそうなんだけど、中に入るとこの空気に圧倒されて、どうにもちょっと緊張しちゃうんだよね。少し経てば慣れてくるけど、物音たてないように用心しながら歩いていると、片隅には祈りの灯火が。ここでは1つのキャンドルを、0.50euro(73円程)でいただいて、火を灯せるらしい。この光景も、御馴染みではあるけど、やっぱりなんかより神聖に感じるなぁ。

それにしても、外の掲示板には今月のイベントが貼り出されてるんだけど、式を挙げる場合も、ここに名前が載るんだって。勿論、彼女の名前も載ったんだそうだけど、変なスペリングになっちゃってたとか(笑)(その辺りの詳細は、彼女本人のブログに、そのうち登場したらいいんだけどなぁ???)

それと、ここのパイプオルガニストさんが上手で有名な人らしい。うーん、私はその辺り全く知識がないから、名前聞いたとしてもピンと来ないんだけど、クラシックやってる人に聞けばわかるのかなぁ?

かくして、貴重な場所を案内してもらえて、心がホクホクになったところで、歩き疲れたので、そろそろ中央駅から家に戻る事に。って、すでに今晩も彼女宅に泊めていただく事になりそうですね。宜しくお願いします。ぺこり。

そして、市電&Smartに乗って戻ってくると、お茶タイム。ふー、外は暑かったねぇ(^^)

Morgenmuffelさんは、この後、夕飯の準備に入ると言うので、何かお手伝いを…と思ったけど、台所近辺でウロウロしてると、かえって邪魔になりそうなので(苦笑)、シャワーを浴びさせてもらったり、IKEAのカタログを拝見したり、日記書いたりしてみる。そうそう、毎日軽く日記をメモってますよー。帰国後にブログ書くためにね(^^)

おまけに、こんなにくつろがせていただいてるのに、絵葉書に貼るための切手を後で手配しようかと思ってたら、手元のシール形式の切手を購入させてくれました。ありがたや!へぇー、ドイツもシール形式のがあるんだ!どうやら1枚単位では売ってないみたいだけど、もっと早く知ってたら買っておいてたかもなぁ。

さて、こうして夕飯タイムになりましたぁ!なんと、ドイツにいるのに、日本製のルーから作ったカレーライスです!きゃーきゃー。ホテル暮らしで、栄養が偏るんじゃないか?という配慮で野菜がいっぱい入ってます。あ、ありがたい…(ホロリ)。

その後、私がしばらくメールの送受信を出来てない事に気を使ってくれて、わざわざ彼女のお部屋のPCでネット挑戦してくれました。でも、AOL経由で繋げようとしてるんだけど、どういう訳か接続不能。こりゃアクセスポイントが何かトラブってるのかな?

で、一緒になって、そのPCの側で様子を見ていたんだけど、彼女に言われてふと後ろを振り返ると、ウェディングドレスが!おぉーーー!きゃーきゃー。さ、触っていいのかな?ドキドキ。これが式で着ていた、ドレスなんだそうですよ!すごい。やっぱり買ったんだ!日本じゃお値段知らないけど、以前ミュンヘンゲーテに通ってた頃、学校の近くにウェディングドレス屋さんが2軒くらい並んでて、そこを通りがかった際、値段見たら10万円以下だったんだよ。だから、こっちの人達はドレスをレンタルじゃなくて、買えちゃうなぁ…なんて思ってたんだけど。そっかー、こうやって式の後も、手元にドレスが残るんだねぇ…。式には残念ながら参加してないけど、居間に飾ってある結婚式の写真や、あの教会にこのドレスで、あー、結婚したんだねって実感。改めて、おめでとう。

そして、夜帰って来た旦那さんに、今日はどこへ行ったんだー…という話をしていると、突然、旦那さんが一言。

「昼食は『NORDSEE』でしょ?」

・・・ピンポンピンポーン♪(笑) 見事に当てられちゃいましたなぁ。ははは。私が昨晩、NORDSEEが好きって言ったから、行動パターン読まれたな(笑)

そうそう、旦那さんで思い出した。旦那さんのご両親はハンブルグにお住まいなので、1つ質問がありまーす。昔、NHKの独語講座で、北ドイツでは挨拶に「Moin, moin!」[モインモイン]と言うと聞いたんだけど。実際に行ってみたら、たった2人だけが言ってて、おまけに「Moin!」としか使ってなかったんだよね。2回繰り返して言うのと、1回との違いは何?って思ってたんだけど、旦那さん曰く、2回はより親しい感じの時に使うんじゃないか、とのこと。あらー、そうなんだー!私、誰かに「Moin」って言われたら「Moin, moin」って言い返しちゃってたよ。ちょっと馴れ馴れしかったかしら???

ちなみに、昼間にはMorgenmuffelさんにも、疑問に思ってた事を1つ質問済み。よくドイツでは、人との別れ際に「Schönen Tag noch!」(引き続き良い1日をお過ごしください!)てな事を言うのだけど。この「noch」の意味するところは「まだこれからも」なので、早朝の「まだ今日1日がそれほど経過していない時」には、この「noch」を使うと変じゃないか?と思ってたんだよね。さらに、夜もこの表現を使うと、例えば現在23時50分とかなのに、「まだこれからも」って、あと10分しかないやん!って、思っちゃって。どう言えばいいのか迷ってたんだけど。はい、答えは単純明快でした。

朝「(einen) Schönen Tag!」[(einen) シューネンターク]

昼「Schönen Tag noch!」[シューネンターク ノッホ]

夜「Schönen Abend noch!」[シューネンアーベント ノッホ](引き続き良い夜をお過ごしください)

なるほど。勉強になりました。ぺこり。