frei

旧「anney's room」からブログ「frei」だけ引っ越し&残しました

誤魔化し独語。

私の独語は、ごまかしのオンパレード(笑)

かつてドイツで初心者クラスにいた頃、

同じレベルの人間が集まっているはずなのに

イタリア人やスペイン人は、

どんどん話せてる事を、とても不思議に思った。

何故同じクラスなんだ?

もっと上のクラスに行ってもいいはずなのに。

逆に自分は?と言えば、

複雑な文法の独語を頭の中で構成しているだけで

時間がドンドン過ぎてしまって、

とてもじゃないけど、早口で話すなんて出来なかった。

だから、授業中は無口になりがち。

良い先生は、それでもちゃんと皆に話す機会を与えるけど

適当な先生は、話せる人には文章を読み上げさせ、

文法が得意なアジア人には、

文法練習の答えだけ言わせて満足してたっけ。

が、ある時、気づいた。

同じクラスの早口で話せる人達の言っている内容に

実は意味がなかったり、

文法がむちゃくちゃだったりしている事に(笑)

つまり、当たって砕けろってーか、

なんでもいいから言っておけ状態なんだな、これ(^^;

かくして、それから研究した事は

「つなぎ言葉」を増やす事。

文法がある程度、間違えるのは外人だから

しょうがないとして、

だからと言って、無茶苦茶言うのは嫌だ。

だけど、そのためには、

文法を頭ん中で考える時間が必要。

その考えるための時間を作るために

「つなぎ言葉」というか、ごまかし言葉を言おうという事に。

Umm, naja... うーん、そうですなぁ…

Also, そんじゃぁ

U----nd... そーーーんでもって…

So kann man sagen, aber... そうとも言えるけども…

Gaaaanz genau! まーーーーったくもって、その通り!

Sozusagen... いわば…

Ach, deshalb. あら、だからなのね。

そんなこったで。

それ以来、ずっと「誤魔化し独語」を

使い続けているのだけど

今回も新たな収穫(?)が!(^-^)/

Und zwar... 詳しく言うとそれは…

いやぁ、便利だ、これ。

今まで何度も聞いた事あったんだけど、

ちゃんと使うのは、今回の旅行中が初めてかな。

独語の文章って、もう主文と副文のオンパレードで

主語を前にやって、動詞を後ろにやって

また動詞を前にやって、うだうだ…って

こねくりまわるじゃないですか。

そうしてるうちに、

1文章分の文法が頭ん中じゃ処理しきれなくなって

仕方ないから、詳しい情報を省いて言ってしまう事がある訳。

例えば…

Ich habe ein Zimmer im Internet reserviert.

(私はネット上で部屋を予約しました)

…なんて言ってですね、

あ、どんな部屋か言い忘れた…と思ったら、続けて

...und zwar, ein Einzelzimmer.

(詳しく言うと、シングルルームです)

…などと続けてみる訳。

そうすると、何度も「Ich habe」を繰り返して

補足するより、スマートな感じがするんじゃないかと。

…って、私の気のせいかもしれませんが(笑)

そんなこったで、ますます私の独語は

誤魔化し度が濃くなってきております(笑)

そんな私の先日の旅、第一日目日記を

一応、仮に「frei」内にアップしました。

「ジャンルわけ日記達」の「独旅記」から

ご覧くださーい。