frei

旧「anney's room」からブログ「frei」だけ引っ越し&残しました

一瞬トリップ。

夕方は、お買い物タイム。

母と一緒に夕飯の献立を相談しつつ

外へ買出しに出かける。

「今日は暑いから、パンがいいか。

いや夜には寒くなるかも?

ご飯は連続すると飽きられるから、麺類もいいよね。

冷蔵庫に何残ってたっけ?」

献立は決まらないまま、

例の「猫通り」近辺を、とろとろ歩いていく。

「こないだね、ここで猫見たんだよ。

はぁー、めちゃ、かわいかったなぁ。

今日はいるかな?・・・あ、いた!

きゃー!(猫に手をふる)

あ、追っかけてきちゃったよ。

わー、触っちゃおーっと。なでなで。うはー。たまらん」

などと、ますます献立は決まりそうもない感じで(笑)

とりあえず、まったりとお茶しばきに喫茶店に入るのが日課。

すると、先日、とある裏道を抜けたところで

突然、懐かしい香りに包まれた。

銭湯から流れてくる、シャンプーや石鹸の匂いと

ラーメン屋から流れてくる、何か甘いような香り。

それが交差したところに漂うは、

そう、まさしく、これは…ドイツの匂い。

その途端、自分が一体どこにいるのか、訳わかんなくなって

あのドイツにいる時の、独特の気合が身体中にみなぎった。

その香りの交わりを過ぎて、

すぐにまた、いつもの匂いに包まれると、隣にいた母に確認。

やっぱり母も、ドイツの匂いだと感じたらしい。

ドイツにいる時には、感じないけど

日本に帰ってくると、ドイツで使ってた物から漂うミント系の匂い。

今でも、わずかに独日辞典に染み付いてる、あの匂い。

一体、なんの匂いなんだろー。

いやはや、とにかく、懐かしい香りをご馳走様でした。

かくして、一瞬のトリップの後、

またいつもの会話に戻って母と話すのでした。

「…で、夕飯の献立、どうしよっか?」