frei

旧「anney's room」からブログ「frei」だけ引っ越し&残しました

再会。

午前5時、まだ暗い中、携帯のアラームが鳴る。ね、ねむ…。

会社を辞めてから一週間。11月中にはまだ全く予期できなかった今回の渡独。いろんな事が、ここ1、2ヵ月で起きたっけ。

今回も飛行機はルフトハンザ。「WEB得42」が発表される前に予約したから、最安値でも「WEB得35」の78,000円+税金等で、85,300円。ちょいと高いけど、やっぱりルフトハンザは安心だし仕方ないか。「etix」って言う、どう読んだらいいのかわからない(笑)電子チケットでの購入だから、あとはマイレージカードか、チケットを清算したクレジットカードを持って行けばチェックインできるらしい。

いつもの通り、トランクは昨日のうちにJALエービーシーにお願いして、一足お先に空港に行っているので、軽い荷物で家を出て成田空港第二ターミナルへ向かい、10時40分発、LH711便でフランクフルトへ飛び立った。

こんにちは、ドイツ。

またちょいとお邪魔しますよー。

約11時間のフライトで体調ボロボロになりながら、独語でパスポート検査へ。早口で何か言われて動揺しつつも、ゆっくり言い直してもらうと「あなたはまだドイツに住んでるの?」とのこと。パスポートに過去のヴィザが貼り付けられてるもんだから、それ以来、結構これをよく聞かれるような。思わず「nicht mehr」(もう住んでません)と答えればいいところを「nie」(一度も住んでません)と口が勝手に言ってて慌てる。やばいやばい。やっぱり独語を忘れてるな。こりゃ、勘が戻るまで時間がかかりそうだ(汗)

それでも問題なく全ての作業は終わり、荷物を受け取ったら空港内を足早に去り、S-Bahnで友人との待ち合わせ場所 Hauptwache へ。毎度の事ながら、チケットの買い方がわかりにくいな、この自販機。最初に目的地の番号を記入してから、「大人片道1枚」ってボタンを押し、それからお金を入れなアカンのに、まずは目的地の番号がわからない(^^; かくして、自販機の左側の目的地一覧表と番号の中から、小首をかしげつつ Hauptwache を探していると、通りがかったおじさんに「50と押せばいいんだよ」と教えてもらえる。ありがとう!(^^)/ そんな訳で片道3.30euro(550円前後)也。

目的地まで移動すると、今回は自分の携帯がないので、公衆電話を探して、友人の携帯に電話をする。もしも〜し?今、どこ?すると私のいる場所まで駆けつけてくれるとのこと。ちょっとすると、少し離れたところで友人の姿を発見。あちらも私の姿に気付いてくれました。

てへ、また来ちゃった。来ちゃいました。

いやはや、2003年6月にドイツを去った時、彼女の家から空港に向かったけど、あの時は「今度」がいつになるかなんて全く想像つかなかったなぁ…。

かくして。再会を喜びつつも、早速CITI BANKでユーロ通貨をおろしてから、携帯の手配に。そう、今回友人達と沢山連絡を取らないとアカンのに、PCを持って来てないので、どう考えても今回携帯は不可欠。レンタルも考えたけど、1日250円+通話料180円/分とか書いてあって、やっぱり値段が高い。今回は2週間の予定だから、通話しなくたって3500円はかかるもんね。だったら買ってしまった方がいいでな。

で、どこで買うのが一番良いか?と言ったら、なんと言っても電化製品はおまかせあれ!って感じで「SATURN」でしょう。このHauptwacheから続く、歩行者天国ZeilにあるSATURNにも何度か行った事があるので、早速友人と一緒に向かうと、確かに安いが何故かパッケージに常に「debitel」の文字が。というか。確かにVodafoneだったり、O2だったり、ちゃんとドイツの携帯会社の名前も書いてあるんだが。そこにさらにdebitelと書いてある…って事は、これはあれか、おにーちゃんが以前言っていた、中間の携帯会社ってやつか?

つまり、日本じゃVodafoneだろうがauだろうが、携帯買うなら直に携帯会社と契約するけど、ドイツじゃ、その中間もいて、そこがいろんな携帯会社と契約しているから、その中間会社と契約する事も出来るとかなんとか。よく知らないけど、とにかくこのdebitelの名前が書かれた携帯は、やけに安いのはなんらかのカラクリ(ノルマとか???)があるからか?…なんか心配だな。

そういう訳で、安心できる携帯を探しに、VodafoneショップとKaufhofにも行ってみるが、案の定どちらもさっきのdebitelの携帯よりもお値段が高い。うーん。なんだかな。

ちなみに、今回携帯を購入しようとする事に、もう1つ意味があって。実は私が以前使っていた携帯は、この友人に譲ってあって、それ以来ずっと使い続けてもらっているんだけど、そろそろ古くなってきたはずだから、本体を買い換えた方がいいんじゃないか?と思った次第。しかし、買い換えたところで、電話番号が変更になっちゃうと困るので、機種変をしたい訳なんだけど、ドイツでも本体だけ買うと高くつくような予感が。そこで、私が以前と同じVodafoneプリペイド式の携帯を購入し、本体だけ入れ替えたらどうか?と思ったんだけど…。

が、Kaufhofの店員さんに頑張って独語で聞いてみたところ、最近プリペイド携帯の中に入れている、SIMカード(※電話番号情報を保持しているメモリ部分の事)の規格になんらかの変更があったそうで、かつての携帯と現在の携帯とで、SIMカードを交換する事は、ほとんど無理だそうな。唯一、かつてのSIMカードを入れて使える本体で、NOKIAだかの製品があるそうだけど、それは100euro(13500円程)以上するとかで、結構高価だし、おまけに現在在庫がないとのこと。うーん、そうなの?

しかし、人の話を鵜呑みにはしない「人間不信野郎あにごん」なので(笑)、絶対一度は試してやろう…と思いつつ、どっちみち成功する確率は低いだろうから、なるべーく安い携帯で済ませようという事に。

かくして、ふりだしに戻りSATURNへ行き、44.00euro(5940円程)で、Siemens A57を購入。15euroのプリペイド度数も最初からついて、このお値段なんだから、実質本体は29.00euro(3915円程)。安いなぁ…。勿論、使い捨てだったら贅沢だけど、最後に度数を追加した時から15ヶ月は、その電話番号が存在し続けるから、つまりは15ヶ月以内にまたドイツに来ればいい訳だ(笑)

そんなこったで。とりあえず、携帯は用意できたけど、ほんとヘトヘト。長時間のフライトのダメージがあるのに、久々の独語で頭混乱中だわ、おまけにちょっと歩き過ぎてしまって、もうダメだこりゃ。早く今日泊まらせてもらう友人のお宅にうかがいましょう。

こうして、電車で30分行ったところの友人宅に着くと、早速携帯のセッティング。…が、パッケージを開けてみてビックリ。この携帯本体って、最初に自分で組み立てるようになってやんの!まるでプラモデルやん(笑)

とは言え、そんなに複雑じゃないので、あっと言う間に完成。充電して使ってみると、ちゃんと問題なく使えました。それにしても、どこがdebitelなんだ?確かにdebitelのサービス案内マニュアルはついてるけど、携帯がキャッチしてる電波は、ちゃんとVodafoneだし、プリペイド度数登録用電話番号もVodafoneの番号で、全く以前のVodafoneショップで買った携帯と同じなんだけどなぁ。

なにはともあれ、通話もSMSも使えるようだから、早くドイツの友人達に電話番号を知らせまくらなくっちゃ!