frei

旧「anney's room」からブログ「frei」だけ引っ越し&残しました

また会う日まで。

どんなに寝不足であっても、朝はやってくる。

6時頃。目覚ましの音が聞こえる…。

保子さんは今日もお仕事なので、まだ暗い中、さっさと起きて支度。朝食を取り始めたので、ベットから起きて声をかける。今日で帰国という訳ですが、どうもお世話になりました。…って寒いですね、いやはや。

まだ出掛けないようだったので、ベットにもぐって身体を温め中。あ、ところで、空港ってS-Bahnの何番で行けるんだっけ?向こうから聞こえる保子さんの声「S1かS9だよ」…そうですか。1か9ね。

そして、とうとうお仕事に出発なようです。玄関まで見送って、お仕事気をつけていってきてね、と告げた。またドイツに来れたら、また会いましょう。それまで、どうか元気で…というか、幸せに納得しながら生きていてね。勿論、辛くなったら日本に戻ってくるくらいの気持ちで。またね、またね。

はぁー・・・・・・準備すっか。

着替えて朝食をいただいてから、もう一度保子さんに確認しておいた、近所のALDIを目指して、一度外出。

思ったよりも遠くて、少し通ったtoomよりも先、私の足では8分分くらい先の場所まで、積もった雪を踏みながら進んでいった。なーるほど、ここかぁ。

店内は結構広くて、入り口近辺でビール発見。ペットボトルビールは確かにあるのだが、昨日のLIDL同様6本セットじゃないと購入できない模様。がーん。でも絶対持って帰りたいっ。えーい、もう6本買ってしまえー。しかし、これ、ご丁寧にペットボトルにもデポジットがついてるもんだから、6本分で1.50euro(203円程)取られます。そして、ビール6本分として1.65euro(223円程)かかるので、合計3.15euro(425円程)、つまり1本(500ml)あたり0.525euro(71円程)ですか。やっすー。

それから、母が気に入ってるおそらくALDIブランドの「Biobronch Hustenbonbons」(ノド飴)を買おうとすると、以前と少々パッケージが違う。うーん。でもきっと中身は同じでしょう(笑) ちなみにこの飴の味は、薬草味。20種類の薬草が混ざってて、外は普通の飴なんだけど、中にドロドロした甘い液体が入ってて、それがトローチみたいな感じになってるので、ノド風邪ひいた時に本当に効いてお勧めです。お値段は 0.69euro(93円程)也。

それと、ALDIと言えば、これまたおそらくALDIブランドのパプリカ味ポテチが最高にうまいっ。ドイツのポテトは、どんな風にして食べても美味しいけど、ポテチもまた何故か日本のポテチとは一味違って美味しい。どう美味しいのか?と問われると困るんだけど(^^; なんか芋の味が濃いというか。そこにパプリカの微妙にスパイシーでいて、決して辛くない味が効いてるのが強力にビールにあいます(笑) そして、容量は日本のポテチの2.5倍程入ってるのに、お値段0.45euro(61円程)也。や、やっすー。

あぁ、ドイツの印象は、ビールとポテトの国…とよく聞きますが、ある程度当たってるような気がします(笑)

さてと。続いて toom まで戻って来て、チェックするは USBメモリとCD-Rメディア。昨晩、保子さんのiBookチェックした結果、早い話、FDの代わりになれそうな物が欲しいので、そのどちらかをプレゼントしたかった次第。が、USBメモリは扱ってないし、CD-Rはドーンと一気に100枚だかじゃないと買えない。それは保子さんにとって多すぎです(汗)

仕方ないので、それはあきらめて、引き続きお土産購入。父のお気に入りのfunny-frischの玉葱スナック「Zwiebli Ringe」、それから、元同僚さんに血行良くする茶。よっし、とりあえず、あとは空港地下で買い足しだな。さぁさぁ、急いで家に戻って荷物詰めて空港に向かわないと、チェックイン時間が終了してしまうー。

そして、ギューギューになったトランクを引きずって、玄関を出る。いやはや、お世話になりました。短い間でしたが、いいお部屋でした。大家さん達もいい方々だったし。なにより、シャワー室が普通のドイツの家よりも常に温かかったのが、有難かったです。またいつか。ぺこり。

それにしても、街は昨晩の雪が積もったまんまなもんだから、トランクが雪に埋もれる…。今日が雪ではなかっただけ幸運なんでしょうが、さすが雨&雪女だな、私は。

なんとか駅まで辿りついて、焦る気持ちを落ち着けながら、まずは中央駅まで。そこから…えーっと、保子さん曰く、S1かS9だよね?・・・あ、丁度S1が来ましたね。ラッキー。よいしょっと。

・・・・・が、ラッキーではなかった(汗)

気付けば確かに電車は目指す西に向かっているんだけど、車窓には見たことのない景色が展開されている。何故に?車内の路線図をチェックしなおしてみると、S1は空港には向かわなかった。え"ーーー!(涙目)

気付いた時には、すでに中央駅から3駅目の直前。おまけに、赤信号だかで駅の手前で停車して時間ロス。さらに到着した駅は、比較的大きい駅だったので、ホームの反対側に行けば反対方面に向かう電車が来るという訳でもないらしい。うー、中央駅方面へは、どこで乗ればいいんだ?(汗)

そこで、ホームで電車を待っていた、おばさんに聞いてみると、親切に「あのね、あっち方面に向かう電車に乗るのよ。ホームは○番線だから。あっち方面だからね」と一生懸命、進行方向を指差してくれました。なるほど、了解です。ありがとうございます(^^)

そして、改めて中央駅に向かい、バタバタと今度はS8で空港へ。つまりは、だ。S-Bahnの番号を聞いた時、保子さんはおそらく「はちときゅー」と言ったんでしょう。しかし、それを遠くから聞いていた私は「いちときゅー」と聞こえてしまった、と。おー、まいんごっ(Oh, mein Gott!)。

かくして、遅刻気味に空港到着。うぉーーーっ、急げ、急げっ、チェックインカウンターはどこだーーー?

が、エコノミークラスのカウンターが見つからず、ビジネスクラスのカウンター前でバタバタ慌てる私は、試しにそこの係りのおねーさんに聞いてみる。エコノミーだけど、ここでチェックインできる?すると、時刻も迫ってるし、ビジネスクラスは空いてたので、OKとのこと。よっし、早く早く。急げ急げっ。

しかし、対応してくれたカウンターのおねーさんは、そんなに慌てるでもなく、エコノミークラスの座席も混んではいるけど、空いているらしく、全く問題なくチェックイン完了。あれー。結構余裕あるんですね。

なにはともあれ、こうして無事12時55分の搭乗時刻まで、ブラブラしてられそうなので、Aホールの地下のGEBR. HEINEMANNスーパーでお買物。ここは少しお値段高めなんだけど、最後にこうやって買えるから便利だよね。

って訳で、Kinderüberrasung(キンダーサプライズ)を7個に、インスタント薬草スープ、缶ビール、最新のComputer Bildを買ったところで、はい気が済みました(^^) ずいぶんEURO札と小銭が余っちゃったけど、まぁ、次回使うって事で(笑)

それから、そのお土産片手に、ゲートB20に移動しようとすると、途中の手荷物チェックで珍しくひっかかる。どうも鞄の中に何か鋭利な物が入ってるっぽいんだけど、これは何?…とX線検査のおじさんが一言。一緒になって、モニターに映ったシルエットを見てみると…ほんとだ、これなんだ?やけに長細いんだけど。

仕方ないので、2人で「あれか?これか?」と言ってみるも、どれもピンと来ない。おかしいなぁ。なんだろう?鞄の中を実際にチェックしてみても、それらしき物がないし。結局、そうこうしているうちに、おじさんが「こいつは怪しくないな」と思ったのか(^^; 「じゃ、ヘアブラシって事で」と適当な結論を言って、その場を通してもらっちゃいました。いいのか、それで?!言っておくが、絶対に私のヘアブラシはそんな形をしてないぞ(^^;

そして謎を残したまま、B20ゲートで無料で新聞を取っていいコーナーから、Bildを取って椅子に座って読みつつ待機。さっき買ったComputer Bildも面白いから熱心に読んで時間を潰すも、なかなか搭乗させてくれない。はて?そのうちにアナウンスがあって、何かお客の荷物を積むのにどーのこーので問題が起きたんだかで、15分遅れの予定。あらま。でも、飛ばない訳じゃないなら、おっけーおっけー(^^)

かくして、今回は団体旅行の皆さんの近くの座席で、ぽよよんと座って日本まで。

って訳で。

どもども、ドイツの皆さん。

今回は一気にいろんな場所を訪問出来まして

めちゃめちゃ楽しかったです。

ほんと何度心底幸せだと思ったことか。

ありがとう。ありがとう。また会う日まで。

みんなも、幸せでありますよーに…。

そして、めずらしく機内免税ショップで、かわいかったのでPilgrimのネックレスを買ったり、映画3本全部観たり(「キャットウーマン」と「Shall we dance?」と「きみに読むものがたり」)、その間にセルフサービスのサンドイッチと、ミルカーナのチョコをいただいたりして、めいいっぱいフライトを楽しんで、朝9時頃、成田に到着しました。

ただいまー、日本のみんな。

いやー…、充実ですよー。

久しぶりの独語なのに、友人達とはすぐにまた話し合えたことは、すごい自信と安心感を与えてくれました。よし、これならきっと大丈夫。いつでもまたドイツに戻ってこれるかも。でも、勿論、忘れちゃわないよーに、それにいつまでも少ないボキャブラリーで会話しないで済むように、独学ででも独語を勉強しとかないとね。

また会いましょう、ドイツのみんな。

そん時は、どこでどんな風に会うのかな。

とにかく、いつかどこかでね(^^)

独旅記「約束」おしまい。