frei

旧「anney's room」からブログ「frei」だけ引っ越し&残しました

ドイツ的東京案内[2] 枝豆は大豆。

さて、ルルさんの滞在してる家から、駅に向かって歩く途中

前以て聞いておきたかった事が1つ。

彼女が読んだと言う「東京のガイドブック」に

東京タワーの入場料(正確には展望料金)って書いてあったのかな?

答えは「いいえ」。

あー、やっぱりそうかー。

なんだかルルさん、ドイツと東京の物価の差に驚いているらしい

…という話を小耳に挟んでいたんだけど、

そのわりには展望料金の高い東京タワーに、

よく行きたがったなぁ…と少し不思議に思ってたんだよね。

そこで値段を伝えた上で、綺麗な景色が見れるところなら他にもあるから

東京タワーは下から近くで見る程度にして

よかったら、別の高い場所で綺麗な景色を見てみない?と一応提案。

勿論、本人がお値段関係なく、東京タワーの上の方に登ってみたければ

ご案内するつもりだったけど、案の定、ルルさん展望料の高さに納得したっぽい。

ほんじゃ、Karasさんに紹介してもらった、展望料無料の聖路加ガーデンにでも

食事の後、20時半までに行くかな。

とりあえず、まずはお夕飯食べに銀座に向かわないと。

サンタノさんとも、そこで合流予定だしね(^^)

でも、まだ時間に少し余裕があるので、

駅前のスーパーでも見ない?と誘ってみたら、

丁度、少しお腹空いてるし、水も欲しいから、

食料品売り場が見たいそうで。

本当は100円ショップを見せてみたかったけど

それが上の方の階にあり、移動が大変なので

とりあえず急いで、1階の食料品売り場に(^^)

が、食料品。

一見、日常生活で毎日使う基本的な単語達のオンパレードで

ご案内は楽勝のように見えて、実はこれが大変。

何故なら、私はドイツ留学中、自炊していたとは言え

使う野菜はいつも決まっていたから、ボキャブラリーが少ないのに対し、

ルルさんは、農業や植物を育てる事が専門分野らしい。

さらには後で聞いたら、お料理の授業の先生だから

料理法や野菜に対して、興味は人一倍あるだろうし、

普通の人が知らないような、野菜の名前だって、ちゃんと知っている。

だから、ごぼうを指差し「Schwarzwurzel」と言うルルさんに、

私は横で「へぇー、そういう風に独語で言うんだー」と感心するだけ。

これじゃ、どっちが案内してるんだか。

さらに枝豆を指差し「Sojabohne?」(大豆)と聞かれて、小首をかしげる。

大豆…私が知っている物は、少なくとも緑色ではない。

しかし、これも豆。いや、枝豆って、何?もしや大豆なんだっけ?(汗)

(はい、後で調べて、枝豆も大豆だと知りました。ガーン。(←馬鹿))

今度は豆腐売り場で、こんにゃくや油揚げも見つける。

こんにゃくは、芋から作った甘くないグミみたいなもの。

油揚げは、豆腐を揚げたもの…って

揚げた…あー、単語忘れたぞー。なんだっけ?

ルルさんに「油にね、豆腐を突っ込むの。なんて言うんだっけ?」と聞いたら

答えは「frittieren」。う"ー、そ、そうか。聞いた事ある気がするぞー(汗)

他にも、ナスの漬物を見て「Gurke?」(きゅうり?)と言われたので

ナスと答えたいのに、「Aubergine」だとド忘れしてて、

頭抱えて必死でやっと思い出したり。

「Aubergine」は、私の十八番(?)なのにー。

そう、ナスは好物でもあるけど、それだけじゃなくて、

もともとフランス語らしいので、発音が独特で

最初読めなくて苦労したけど、後でコツがわかってね。

鼻から軽く息を出すように「ぉおぅば じぇぇん」と何度も言っていたんだよね。

それなのに、もう忘れてるなんてぇぇーーー。

これで頼りになる案内係だとは思えるか?否、思えまい。(自己完結)

おまけに、どういう訳か、目的の水が見つからない。

このスーパーには、何故、飲み物の棚がドカーンと置いてないんだ?

仕方なくレジの隣に見つけた、小さい棚から

代わりにペットボトル入りのお茶を買おうとしたら、

お茶っぽい液体が、3種類。

ルルさんに「どれがどのお茶?」と聞かれて

そうか、文字が読めないんだから、そりゃ判断できないよね、と気付く。

ウーロン茶、緑茶、紅茶…説明したら、

意外にも緑茶がいいとのこと。へぇー???

あに「緑茶飲んだ事ある?」

ルル「あるよー」

あに「バニラ風味の緑茶だった?」

ルル「バニラなしで」

あに「砂糖入れて飲んだ?」

ルル「入れなかった」

あに「それなら、大丈夫。この緑茶なら、きっと飲めるよ」

すごーい。ルルさん、普通のドイツ人じゃないよ、それ(笑)

ドイツで見た緑茶って、なんか訳わかんない

バニラ風味やら、レモン風味だったか、砂糖まで入れちゃって

これじゃあ、緑茶じゃないじゃんってヤツばっかだったからビックリ。

そんなこんなで、やっと緑茶を買うため

レジに並んでみたら、ルルさんから質問でーす。

レジのおばさんに挨拶すべき?

そっか。そうだよね、ドイツじゃ、挨拶すること、多いもんな。

私はその延長で、日本でもレジで挨拶するんだけど

これって、きっと普通じゃないだろうな。

そういう訳で、挨拶してもいいけど、何も言わないでもOKって事にして

お買い物かごに緑茶を入れて、清算を済ませると、

レジのおばさんは「袋にお入れしましょうか?」

「ポイントカードはお持ちですか?」と早口で日本語を言い続ける。

後ろに人が並んでいる事を考えると、

いちいち通訳してる場合ではないので(^^;

私が適当に答えておいたけど

後でルルさんが少し笑いながら

「何かあの人、すごく沢山話してたけど、なに?」

と聞かれちゃいました(^^;

うー。ポイントカード。なんて言うんだ?

適当に「Punktkarte」とか言ってみたけど、通じたっぽい(?)。

いや、正確には「KaufhofのPAYBACK Karteみたいなやつ」って

言っておけばよかったな…。

すでに後悔の嵐の中、銀座へ向かった。