frei

旧「anney's room」からブログ「frei」だけ引っ越し&残しました

インスブルック。

ホテルの窓からの景色んあー。7時かぁ…。

オズちゃんとは?
前回留学時にハイデルベルグの学校でクラスメートになったトルコ人女性。私より確か少し年下で、トルコ人の旦那の仕事の都合で「奥様ヴィザ」でドイツ滞在し始め、いろいろ苦労しつつ面接を受けた結果、現在はSAPで働く。英語も独語もペラペラ。前回別れ際に私に独語で日記を書くよう指示したのは彼女。その際、1年半以内にドイツに戻って来てね…と言われたのだが。
久しぶりに完全にリラックスして寝れたなぁ。携帯を見ると誰からかSMSが。あ、オズちゃんだ。やっと連絡取れたよぉう(T_T) よぅし、これで6日の予定は決定したー。えがったえがった。

こうして安心したところで、朝食です。ふっふっふー。1階のレストランが宿泊客に開放されて、行ってみると1人男性が食事中。おはようです(^^)/

見るとここの朝食は結構豪華で、パン・チーズ・ハム・ヨーグルト・麦・ジャム・ツォプフなんぞを、どっかどっかと皿に持って、席にオレンジジュース・コーヒーもいただきながら、まったりと味わう。んあー、幸せだー。BGMの地元のラジオをぼんやり聞き流しながら、窓の外を眺めてみれば、今日も天気はイマイチ。うーん。少し雲の途切れたところも見えるんだけどなぁ。

朝食を済ますと、部屋に戻って出発の準備。あー、またデジカメの電池切れちゃったよ。近くのスーパーに寄って買っていかなきゃな。

余談
ホテルのチェックイン/チェックアウトは、einchecken/auscheckenで通じる。便利だなぁ。ついでにドイツ/オーストリアでの電池は、単3はAA、単4はAAAと呼ばれています。
って訳で、9時半にホテルをチェックアウトして、SPARでお買い物。が、何故か求めている単3電池がない。仕方ない。他のスーパーで探すか…と思いつつ、ついでに

フリスクを購入。1.59euro(215円程)也。

それから、昨日行ったGetreidgasse方面に歩いてStaatsbrückeっつー橋を渡ろうとすると、どこぞの老夫婦が鳥達にエサやり中。ファタファタと羽ばたく鳥達が橋の近くに集まって、空中に浮かんでる。あー、なんか不思議な空間。何の鳥なんだ、これ。その側を通り過ぎ、信号を渡って右手に行くと御馴染みのスーパーBillaが。ここは初めて来た時に寄ったんだよね。店内はすごく混んでいて、レジには列が出来てたけど、大人しく待って無事電池購入。はぁ、よかった。さてと、それじゃあ街中を観光しますか。

観光ついでに探すは郵便局。実は昨晩、ホテルのフロントで売ってた絵葉書を買って、祖母宛てのメッセージを書いておいたんだよね。確かこの近辺に郵便局あったはずなんだけどな。どこだっけか。

グルグル中心地を歩いても見つからないので、疲れ果ててマクドへ。カプチーノを頼んで1.50euro(203円程)也。あちらの席では、子連れの団体さんが。独語じゃない言語も飛び交っているような。日記をメモったり、友人達にSMSを打ちつつも、子供達の様子をチラリと見ていると、とても退屈している模様(笑) 面倒を見ているお父さんらしき人が、子供の視線を誘うように、あれこれ見せて楽しませています。そのうちに、1人の3才くらいの子が、私に気付いて興味津々な目で見ています。はいはーい、異邦人ですよー(笑) 黒い髪に黒い瞳はいかがでせうか?(^-^)/

すると「なんだろあれは」という眼差しから、笑顔になって、ちょいと顔を隠したり出したりしてみせると、大喜び。その子も顔を出したり隠したりして遊んでいます。ははは。やっぱり子供は面白いなぁ。

そんな事をして、私も遊んで身体も心も休まったところで、さて、そろそろ行きますか。

って訳で、お次の目的地はインスブルック。チコちゃんが住んでいる場所です。予め昨日ネット場で調べたところ、12時31分発、14時半着のOECがあるはずなので、約2時間の移動時間中にお昼を食べたいところですよねぇ。ふふふ。

そういう訳で、実は前の会社の同僚さんが教えてくれた、お店があるんですの。場所だけ口頭で教えてもらっただけだったので、果たして無事着けるのか心配だったんだけど、チコちゃんにも聞いてみたら、有名なお店らしくて正確な場所がわかりまして。かくして、こりゃ絶対寄るしかないでしょー!って思ってたので、行ってみましたよ。

モーチョコとは?
私が勝手に省略している名前で、本名(?)は Mozart Kugel[もーつぁると くーげる] で球状のチョコの中にマジパンだかが入ってるチョコ。本家はここ、モーツァルトの故郷ザルツブルグでしか買えないんだけど、類似品が沢山出ていて日本でも輸入されているかもしれないです。でも、本家モーチョコに含まれる成分に、日本では食品には使っちゃいけない物が入ってるとかで、本家のレシピそのままでは日本では食べられない模様。ちなみにモーツァルトの事を私は「もーもー」と呼んでます(^^;

店名と場所は、私が発見した店ではないし、情報横取りは嫌だから一応伏せておくけど(笑) そこは庶民的なインビスのような狭い所で、中でも食事出来るけど、持ち帰りもOK。店内に入ると、右手にすぐに食べ物が並んでて、そこでおばさんに欲しいもんを言って注文出来るようになってました。私は一番ポピュラーそうな「FISCH BURGER」を注文して、温めてもらってからマヨネ(タルタルソース)もかけてもらって、2.20euro(297円程)でした。ふーふーふー。後で電車内で食べるんだー♪

それにしても、目標達成で浮かれ過ぎて「Bon(レシート)ください」って言うのに、間違えて「Bonbon(キャンディー)ください」って言っちゃったよ(笑) それでも通じたからいいけどさ。

それにしても、郵便局が見つからないなぁ。でも確か駅の左隣にあったはずだから、そこで出せばいっか。ってーか、そうそう、モーチョコ買わないとっ!!!

しかしだ。なんせ本家だから、売ってる場所は限られているはず。えーっと、どこだったっけかなぁ。そういやぁ、昨晩散歩した時にホテルの近くで、それらしき物をショーウインドウで見かけたっけ。

…とホテルの方へ引き返すと、偶然にも郵便局発見。おー、よかった。早速、絵葉書を日本に出してみると、1.25euro(169円程)也。ちょっと待った。これってドイツ国内で出すより高くなってんじゃん。どーなってんのー!?

郵送料について
以前は、ドイツの郵送料が高くて、国境に近いところに住む人は隣国まで行って郵便物を出した方が安い場合もあったらしい。実際、私も一度ザルツブルグから日本に送ってみたところ、ドイツよりも安かったのだが。確か2002年年末頃に「高い高い」と文句を言われ続けたドイツの郵便局が、一度にいろんな料金を安くした事があった。

なにはともあれ。とにかく絵葉書が出せてよかった。あとはモーチョコだな。えーっと…あったあった。あのカフェです。こんにちはー、お邪魔しまーす。店内の奥はカフェだけど、手前にはケーキ類が並んだレジがあって、そこにモーチョコも積みあがっていました。おー、ここではバラ売りもしてるのか。じゃあ、10個くださーい…って訳で、9euro(1215円程)也。

ふぅ…これでスッキリ。さてと、に行かなくっちゃ。

さて、切符は前以て用意してなかったので、とりあえず買わねば。オーストリアにも駅には自販機があって、これで切符を買える模様。ほほぅ。なにやら「マシーン」な類は大好きなので、ニコニコしながらいじってみると、これが結構ドイツの自販機とは仕組みが違っていて、わかりにくい。むむ。でも、ちゃんと目的の電車を検索出来て、さて、購入すっべ…と思いきや、どうも値段が腑に落ちない。私が昨日ネット場でDBドイツ鉄道)のサイト上で見た値段は、33.60euro(4536円程)なのに、ここでは31.80euro(4293円程)と表示されてる。はて?

もしかして、特急料金とか自販機じゃ払えないとか?…と、なんとなく不安になって、わざわざ窓口に並んで、同じ電車の切符を頼んでみると、やっぱり31.80euro。うーん。後で電車の中で、特急料金を払えって事なのか?

そんなこったで、電車に乗り込んで、適当に空いてる席に座り、車掌さんが切符を確認しに来るのを待っていると、切符を見せても全く何も言われません。あれれ?あのー、この電車ってOECですよね?特急料金とかってないんですか?と聞いてみると、ないんだって。この普通の切符で乗れちゃうんだってさ。へー。

なんやようわからんけど、ま、いっか。じゃ、お昼食べよーっと。なるほど、なるほど。パンは固めで、いかにもこの近辺のパンで、中のこの揚げたものは、コロッケみたいな感じ。でも中身はジャガイモじゃなくて、白身魚の細かくしたもの…と何か(笑) パサパサしてなくて、かけてもらったタルタルソースに合う味で、こりゃ美味しい。じーん。こりゃ、ちょっと今まで食べたことないな。お店教えてもらってよかったー(^-^)

てなこったで、お昼御飯に大満足しつつ、ガタゴト揺られて、気付けば居眠り。やっぱり、なんですか、ちょいと疲れが溜まってますかねぇ。

ま、なにはともあれ、インスブルックに到着しましたよぉう(^-^)/

それにしても、駅が前回来た時と様子が違うような。ってーか、綺麗に改装したのかな?チコちゃんは駅の出入り口近辺で待っててくれて、再会するなり早速一緒にちょいとスーパーへ。いやぁ、ザルツブルグでも思ったけど、オーストリア内では、空き缶のデポジットはないのか(?)、スーパーで缶ビール売ってていいなぁ。

軽い買い物の後、街中を通り抜けると、チコちゃんお勧めのちんまりとしたSpeck(ベーコン)屋さんへ。そこは狭いところで、四方をSpeckに囲まれおばさん一人で営業中。お客さんの入れるスペースは1人分だから、前のお客さんの用事が済むまでは、店の外のスペースで待つべし、待つべし。

ここで頼むはサンドイッチ…と言っても、ドイツ・オーストリア的な固いパンを半分に切って、中にSpeckとピクルスを挟んだもの。これが2euro(270円程)とか。さらにそれを、チコちゃんが「halbierenしてください」と頼んで、半分こしてもらった物をいただいてみる。あー、なるほど。これもまた面白い。ピクルスが効いてて美味しいね(^^)

それにしても、halbierenなんて表現は初めて聞いたよ。人の独語聞いてると、ほんと勉強になるなぁ。

それから、チコちゃん宅目指して歩いていくと、前回も通った教会前で、彼女のバンド仲間に遭遇。そう、彼女はバンドもやってるんだよね。すごいなぁ。いつ聞いても彼女は、ドンドン積極的にやりたい方向へ自分を導いていくから、ほんと尊敬だな。同じ1972年生まれとして、なんかいい刺激を受けてますわ。

そんなこったで、彼女の住むWGに到着すると、玄関へと続く狭い階段が、すんごい雪まみれになってました。後で雪かきしないとマズイとのこと。私もミュンヘンで見た限りでも、ここ数日の雪は確かにすごかったけど、インスブルックでも大雪だったんだねぇ。

すべって転ばないように、なんとか登りきると、はい、久々のこのお宅です。お邪魔しまーす。WGなので、他に一緒に住んでいる人達がいるかと思いきや、今日は金曜日で、皆仕事に行っているんだか不在。ドッカドッカ雪の積もった庭で、持ってきたシャンちゃんからもらったビールを雪に突っ込んで冷やしつつ、椅子に座って2人でのほほんと紅茶を飲む。はぁー、いい眺めだねぇ。贅沢な景色だな。

お互い近況を報告してると、下の家に住んでいるらしき子供達のはしゃぐ声が。そして、彼らを先導するは1匹の犬。雪の上でも、かまうこっちゃなく、尻尾ふりふり、こちらの庭に入ってきて私達にご挨拶。ははは。いやー、すごい雪だね。綺麗だね、楽しいね。

そんな様子を眺めながら、まったりと会話してると、あっさり夕方に。そろそろ寒くなってきたし、室内で続きを話そうか。

今度は居間でくつろいでると、チコちゃん、ちょいと風邪気味。大丈夫?夕食は外出しようと言ってたけど、変更して家でお料理してくれる、とのこと。何かお手伝いしたいんだけど、ここでも余計なお世話になりそうで、ただただ邪魔しないように過ごす私(^^; こうして、手際よく作ってくれた、鶏肉のステーキと炒めた野菜の付け合せ&御飯と外で冷やしといたビールで、いただきまーす(^^) ふぅー、お料理上手だねぇ。さすがデザイン系の人だから、気のせいかお料理の配色もいいんだよね。ビールも思った以上にコクがあって美味しいし、はぁ、幸せ。

夕食中も会話は続けていると、同居人さん2人が帰ってきました。どうもー、初めまして(^^)

居間にいるお2人の邪魔にならないように…と思いつつ、今度はコーヒーをいただきながら、台所の方で会話続行。すると、ふと机の上に置かれたチコちゃんの携帯が、めちゃめちゃかっこいい。同居人さんの1人も同じ携帯の色違いなんだけど、Sony Ericsson T100で、液晶は白黒だしカメラも付いてないけど、デザインは最高。あー、うらやましいっ。ついでに、こっちの携帯に付いてる機能「T9」について話して、お互いの携帯のT9をチェックしてみると、これが携帯の設定で言語を設定すると、その言語のスペリングをちゃんとチェックしてくれる事が判明。選べる言語は携帯の機種次第なんだけど、スペイン語・イタリア語・フランス語・英語は当然として、私のなんかはトルコ語アラビア語まで入ってました。すごいなぁ。

そんなこんなで、今日はひたすら日本語で話しまくった訳ですが、明日もまた日本語デーの予定。チコちゃんも風邪気味で体調悪そうだし、いつもより早く、居間に用意してもらったソファベットで眠りについたのでした。あぁ、居間のでっかい窓から見える夜景も最高だなぁ…。

余談・「本家モーチョコ」偽物疑惑(笑)
2月4日にあに山あに子(32)が購入した「本家モーチョコ」が、偽物である可能性が浮上。今回購入した店の住所と本家の購入できる3店の住所を照らし合わせても一致せず、それまで本家の味を堪能したつもりでいた人達を失望させた疑い。取調べに対し、あに山は「本物と信じていたのに残念だ。どちらにしても、味は本家と同じくらいに美味しい」と弁明。次回は「本家の住所を確認し本物を購入する」と反省している。