らしさに応えて。
tagesschau.deを読んでたら、
「Japan fuer Fortgeschnittene」(上級者のための日本)
という記事があった。
19日から23日までのシリーズ物らしい。
それまで東京にいたARDの特派員が
日本を去るにあたり、今回のレポートを短期連載するみたいです。
で、初回の内容は、納豆について。
二回目は、ミニミニガーデニングというか、
植木で花を楽しんでいる様子について。
内容は、そこそこ笑えたんだけど、
この記事はもともとDasErsteで放送しているようで
ネット上でもストリーミングして見れたので
映像付きで内容を確認すると、いかにも日本的なオープニングが。
うーん。
うーん(汗)
うーん(大汗)
それもBGMは「世界で1つだけの花」の女子十二楽坊版(^^;
確かに彼女達は日本でも流行ったけど
何故に素直にSMAPの歌で流せないのか?と言ったら
やっぱり、外国の方々が持っている「日本」のイメージに応えるためなのかもなぁ…。
でも、そういう「外から求める、その国のあり方」というのは
外国が日本に対して持っているだけじゃなくて、勿論、その逆もある。
例えば、ドイツから日本の友人に宛ててポストカードを送るなら
せっかくだから、いかにもドイツ的な建物の写真のカードを用意するけど、
実際、ドイツはそういう家ばかりか?と聞かれたら、そうでもない。
私が住んでいたミュンヘンの家の近くには、
日本の団地みたいな建物も沢山建っていたし。
フランクフルトの中心地なんて、高層ビルがデデーンと揃ってるし。
でもじゃあ、現実を伝えよう!とポストカードの写真に
その灰色の団地みたいな建物の絵を使ったら、
受け取った相手は、どう思うのかと言えば、微妙なところ(苦笑)
「ドイツ的」な絵を期待してたら、ガッカリするかもな。
それは光景だけじゃなくて、他の部分にもある。
ドイツ人は綺麗好き、なんてイメージもあるけど
確かにそういう部分はあっても、一方では街のあちこちに落書きがあったり。
ゴミの分別もキッチリしてるかと言ったら、そういう訳でもない。
むしろ、東京の方が牛乳パックも回収してるし、すごいと思うくらいだし。
いやはや、なんつーか、お互い様ですな。
いくらネットが普及しても、マスコミが各国事情を伝えても
やっぱり一部分でしかないんだな。しみじみ。