frei

旧「anney's room」からブログ「frei」だけ引っ越し&残しました

省エネメモリ3

7時起床。

今日はハンブルグを離れて、いよいよ南下していきますよー。本当はドイツで一人でボンヤリ過ごしたかったから、友人達に連絡しないでおこうと思ってたんだけど、結局数名と会う事に。会わないで事後報告で「ドイツ行ってました」って言うと、後から怒られそうだし(笑)、会って話聞けば元気になれそうだしね。とは言え、北から南の大移動には、ICEですら6時間はかかるので、身体に悪そう。って訳で、少しずつ南下するために、今日は中間地点のハノーファーへ行きます。

そう、あのハノーファーですよ。

1999年の留学時にも、憧れましたよねぇ。何故なら3月にコンピューターのメッセ「CeBIT」が開催されるから。もう今まで何度行きたいと言ったことか。勿論、今年のは、すでに終わってしまってるけど、とりあえず町を知っておくのも悪くはないでしょう。

てな訳で、朝食食べたらトランク引き摺りながら、ホテルをチェックアウト。が、フロントで清算してもらうと、4泊のお値段が216euroだとのこと。いやいや、209euroのはずでしょう?…と、係りのおねえさんに訴えると、いろいろ調べて一応納得してくれたらしい。なんというか…鍵の事と言い、この金額と言い、泊まる客がチェックしてないと間違いが発生するんだね(汗) なにはともあれ、お世話になりました。いろいろ勉強になりました。ぺこり。

さてと。今日も電車の移動には、Niedersachsen Ticket Single を使いますよー。このチケットの有効範囲って結構広くて、南もゲッティンゲン越えた先まで行けちゃうんだよね。いやぁ、万歳、ニーダーザクセン州。で、今日はハノーファーより手前で、ツェレに寄ります。そこで何するの?って特に予定はないんだけど(笑) とにかく、第二次世界大戦でやられなかった町で、家々が昔のまんまだとかってーのを聞いた事あって、そんじゃ寄ってみようか…という程度です。はい、すいません(^^;

かくして、9時54分発の鈍行電車で、乗り換え駅Uelzenへ。どうやら電車は10分遅れで到着。まぁ、よくある事ですな。Uelzen駅では、一部ホームの工事中。どこもかしこもW杯に向けて、工事してるんだなぁ。そして、ホームにやってきた電車はmetronom。おぉ。ブレーメン辺りから、ゲッティンゲン辺りまでを走ってる2階建てのローカル電車らしく、ここ数日駅で何度か見かけていましたが、いよいよ実際に乗り込む事になりましたか。お邪魔しまーす。…って少しワクワクしながら乗り込んでみると、内装はそんなにDBの2階建て車両と、それほど変わらなかったりして(笑) でも、DBのもそうだけど、2階建ての車両は、いつも綺麗だしデザインがいいよね。

それにしても、毎度の事ですが、外はどんより曇ってます。せっかく綺麗な町に行くんだから、晴れて欲しいんだけどなぁ。そんな事を考えつつ、車窓を眺めていると、車掌さんがやってきて、切符を確認する事なく「はい、どうぞ〜」と何かを手渡してくださる次第。はて?見ればそれは、ウサギの絵柄のついた小さいHachezのOster-Täfelchen(チョコレート)。あ、そうだった。今日はまだイースターなんだっけ。それでこんなチョコをサービスしてくれるんだー。へぇー。ありがとうございます!(^^) これは metronom独自のサービスなのかな?

てなこったで、11時46分ツェレに到着。早速、トランクはコインロッカーに預け、適当に中心地目指して出発。もう言わなくてもわかると思うけど、やっぱり地図は手元にありません(笑) 勘と標識頼りに適当に歩くこと10分程で、目標の旧市街地に到着。やったー♪

他にも観光客が、ちらほらいるんだけど、それにしてもやっぱり祝日の町は寂しい。せっかく建物は、かわいいのに活気がなくて、なんだかねぇ…。

近くのお店のウインドウを眺めつつ、気長に天気が良くなってくれるのを期待してみるも、雲が空を覆い隠してる。う"ーん"。仕方ない、とにかく、町をふらつきますか。

それにしても、旧市街。確かに建物は古いものばかりで、ご丁寧に家々にドーンと「これは○年に建てられて、○年に修理しましたー」と書いてあるから、どれくらい古いのか、よくわかる。でも、1500年代・16世紀って、一体どんな時代なんだか、想像つかないな(汗)

そんな建物が、普通にお店として使われてたりして、こりゃすごい。KARSTADTは、さすがに古い建物じゃなくて、灰色のコンクリ製っぽいガッシリした建物に入ってはいるけども。マクドやNORDSEEもあって、それらは古くはないかもしれないけど、他の建物と同じような外見で、普段よりも大人しめになってる次第。さすがやなぁ。

ツェレ旧市街3D地図そして、辿り着いたのは中心にあると思われる、旧市庁舎と教会。その辺りでウロウロしていると、教会の地下だかに、どうやらレストランがあるらしく、そこに掲げられた看板には「Celler Dunkel 300ml 2euro von Faß」(ツェレの黒生ビール 300ml 290円)とかって書いてある。うぉー。これは飲まなくてはっ。

しかし、いざ地下へ続く階段を下りてみると、行き止まりのドアがガッシリ閉じていた。嗚呼…(涙目)

かくして、町を引き続きフラフラ歩いていると、どうやら城らしき場所の手前まで来てしまったので、駅に引き返すことに。そろそろ足も疲れてきたし、あんまり城は好きではないんだよね。ははは。ちなみに途中、明らかに後から増築したと思われる、中途半端な家の一部を発見。それも、本体の家から離れるように倒れかけてて、反対側の家から支え棒が何本も出ていました。すごいなぁ。いろいろ工夫して頑張ってるんだねぇ…。

そんなこったで、ツェレ観光は終了。13時37分発のmetronumで、ハノーファーを目指すと、再び車内であのイースターチョコをいただく私。あれー。私は甘い物は得意ではないから、欲しくはないけど、こりゃ、何度でも乗れば何度でもチョコもらえそうな雰囲気ですな(笑)

…と、今度はたった数駅で14時4分、ハノーファー駅に到着。どもども、初めまして。意外に大きな駅ですなぁ、ハノーファー。駅構内は活気があって、店も沢山開いてるし、こりゃ有難い。後で夕飯買いに来ようかなぁ。

さて、今回のホテルもネット上で予約した「City Hotel am Thielenplatz」って所なんだけど、結構安いところだったので、ちょっと心配。朝食抜きで39euro(5655円程)、朝食付けるなら+8euro(1160円程)。一応、予約した際に「朝食もお願いします」って書いておいたんだけど、ちゃんとメッセージ届いているかな?

そんな事を考えつつ、トラウマでホテル不信になりつつ、駅から歩くこと5分程度で目的の場所に到着。…いや、到着したんだよな、これ(汗) 目の前には、1Fに小洒落たレストランだかバーだかの入った、オフィスビルらしき物はあるんだけど、これってホテルなのか?

何度も手元のメモに書いてあるホテルの住所と、建物の番地を照らし合わせて、周りをグルグル見てみれど、確かにここがホテルでなきゃ、アカンのですよ。独語で言うなら「Dieses Gebäude sollte ein Hotel sein, bei dem ich heute übernachten werde.」って感じ。(何が?>自分つっこみ)

仕方ないので、勇気を出して、レストランの入り口っぽい、小さいドアから恐る恐る中に入り、レジというかカウンターというか…という所にいた女性に「ここはホテルですか?」と聞いてみると、「そうです。あに山さんですね。お待ちしておりました(^-^)/」と一言。あれまー、怪しい挙動不審なアジア人(私)の姿を、しばし観察してましたか(笑)

かくして予想に反し、気持ち良い対応に、驚く程綺麗なホテルで呆然としつつ、エレベータに乗り108号室(という名の2Fにある部屋)へ。明るく雰囲気の良い廊下は、やっぱりオフィスビルみたい。部屋に到着してみれば、清潔感漂う広い部屋に、シャワー&トイレ室がついてて、洗面台にはシャンプー・石鹸、タオルもちゃんと用意されてる。TVも勿論あるし、大きな窓にはシャッターがかかってて、暖房が2台も入ってる。これで一体何の不満があると言うのだ?って感じ。なんでここが2つ星ホテルなのか、訳わからんな世の中…。

そして、気付けば机の上には、ハノーファー情報誌らしきPRINZが置いてあって、ちらっと見てみれば、丁度Sashaが出てるやん!きゃーきゃー(>_<)/ いやぁー、こりゃくつろげるね。ありがたや。

そんな訳で、その雑誌を読み始め、一応ハノーファー観光をしてみようかなぁ気分で、イベント情報チェックしてみると…ない。映画も観たいものがないし、メッセの類も何もない。近くでアンティーク家具だかのイベントやってたけど、あまり興味ないしな。うーん。

とりあえず、16時頃、駅へ行って明日の電車情報を収集しつつ、ツェレで買った絵葉書を出そうと隣の郵便局へ行ってみるとお休み。切手の自販機も小銭は使えない状態で壊れてるし、あーあ。

目の前のSATURNもお休みで、とにかく歩行者天国を歩いてみるものの…観光客は確かにいるが…しかし…。開いてるのは、レストランくらい。街中の道路には赤い線が引かれてて、それに沿って歩いていけば、一応名所を巡っていけるようになっているらしいので、赤い線どおりに歩いてみるも…うーん。教会があって…えっと。け、結構ドイツの街並みを見慣れてしまったもんだから、なんともはや(^^;

てなこったで。歩行者天国のケバブ屋さんまで戻ってきて、熱々のDöner Rolleを3.35euro(486円程)を買ってから、駅構内のIhr Platzでビールとヨーグルトとお菓子を、本屋でComputer Bildを入手し、17時頃、早々とホテルに戻ってきたのでした。

ところで、シャワー浴びたら寒くなったので、暖房の調節しようとしたら、暖房の「3」のメモリに見たことない「eco」という文字が。自分はよくメモリを「4」くらいにしてるんだけど、エコ、つまり省エネモードで使うなら「3」にしてね…って事らしい。ははぁ、そうなのか。知らなかったなぁ。覚えておこうっと。

とは言え、やっぱり寒いし風邪ひいたら困るので、結局2つの暖房を「4」にして(ごめんなさい)、お夕食。ふー、うまかー。またDönner Rollもデカイから、お腹いっぱいですよ。おやすみなさーい。