frei

旧「anney's room」からブログ「frei」だけ引っ越し&残しました

探し物

気付けば、ここは日本の自宅、居間で母にドイツ旅行の報告中。

 

あれ?(汗) これって予定より早く帰国してない?お土産買い忘れたよ、もう一度ドイツに戻ってこなきゃ!って、また飛行機乗るのかぁ…ん、これって夢か?たのむっ、夢であってくれーーー。

 

・・・ガバっ。あ、夢でした(^^;

 

かくして、8時起床。ここはマンハイムのリンダちゃん宅の居間。ソファベットの上で辺りを見回せば、大丈夫。ちゃんとここはドイツです。ふー、今回の旅行中、こーゆー夢を見たのは2回目だな。

 

 

そんな訳で、身支度して台所に行くと、リンダちゃんも起床。おはよー!早速、朝食の用意をしている彼女に、何もお手伝い出来る事がないようなので、ボンヤリ夢の話をすると彼女に「じゃあ、明日日曜日だし、今日中にお土産用意しちゃった方がいいんじゃない?」とのこと。はーい。(←素直)

 

かくして、今日はお土産besorgen(調達)デー。とりあえず、起きてきた彼氏さんも一緒に朝食をいただいていると…あれ?彼氏さん、どうも具合が悪そうだ。そういやぁ、昨晩もイマイチだったけど、花粉症なんだって。いろいろ薬とか試したけど、どれも効かないのか、毎年この調子なんだそうで。ご姉妹も同じく花粉症なんだけど、怪しい健康食品とやらで治ってきているらしいです。同じものを試すのは嫌みたいなんで「マスクはしないの?」と聞いたら、「普通はしないよね」とのこと。まぁ、確かに。ドイツじゃね。日本じゃ、花粉症対策のマスクもあって…と、丁度持ってたマスクを見せると「これは薄くて大袈裟じゃなくていいねぇ」とのこと。ちなみに、彼氏さん曰く「アジアの光景をTVで観ると、マスクしてる人だらけだったりしたんだけど、あれは何か排気ガスだのSARSだのの対策でしてるんだと思ってた」だそうです(笑)。

 

ついでに驚いたんだけど、彼氏さんのご姉妹はFlensburgにお住まいなのだそうな。そこは私が数日前、デンマークに進入(?)するにあたり、電車を乗り換えたところですよ。本当はちょっと観光する予定でいたから、あの街には確か何か実験物博物館があるよね?…と聞いてみたら、知らないようでした。(※実験物博物館→「Phänomenta」のこと) って訳で、そのご姉妹が送ってきたという、今年のお手製オリジナルカレンダーが居間の壁にかけてあって、その絵柄がFlensburgの写真だったりして。ははぁ、こういう街だったのか、Flensburg。今度の機会には、ちゃんと下車しよう。

 

それと、私がお土産にミニ万華鏡をあげたら、リンダちゃんからお土産を渡されまして。猫の置物です。ん?どうしたの、これ?…と聞いたら「あにーが、猫好きだって言ってたから、近所で探して買ってきたんだー」とのこと。あらら。どこかに行ったついでのお土産とかじゃなくて、わざわざ用意してくれたんだ。ありがとう!この質素な感じがリンダちゃんっぽいですねぇ。ちなみに、今回はあちこちの部屋に絵が飾ってあったので、もしや…と思って聞いてみたら、案の定、彼女の作品でした。アクリル絵の具かな?時間があると、描いたりしてるんだって。それが何かの人物とか静物とか具体的な物じゃなくて、線と線とか面と線とかでね。1つ良い構成の絵があったので、もしかすると彼女は、そっち方面で何か才能あったりするんじゃ…とか密かに思ってみたり。

 

そして相変わらず、TOKIO HOTELネタも続きつつ、11時頃、リンダちゃんと外出。彼氏さんは花粉症で体調不良なので、F1の予選をTVで観たりしつつ、家に残るとのこと。じゃ、いってきま〜す!

 

かくして、近くの停留所から市電で中心地に行こうとしたところ、停留所の周りの商店街の肉屋さんの前で、何やら子供達が踊ってる。しかも、ブリトニー・スピアーズの曲。おそろいの服で、同じ動きで。なんだろ、このお遊戯会みたいな雰囲気は(笑)

 

すっかりその踊りに気を取られていると、市電がやってきたので、乗車しようとして気がついた。あ、切符買ってない(^^; 車内で切符売ってないと言うので、仕方なく1本市電を見送って、自販機で切符購入。今日は午後にハイデルベルグに移動するんだけど、彼女のアドバイスで、1日乗車券「Ticket 24」を買えばハイデルベルグまでも行けるかも?との事なので、素直に従って購入。5euro(725円程)也。

 

こうしてやっと市電に乗り込んで、中心地に到着すると、まずはSATURNへ。なにはともかく、頼まれた電子辞書を入手したいんだけど、これがない。他の機種はあるんだけど、何故かSharpとFranklinだけがない。う"ーん"。とりあえず、ここでは私の目的のSashaのアルバム「open water」を購入。16.99euro(2464円程)也。

 

それから隣のKaufhofに行き、ここでも電子辞書が見つからないので、おもちゃ売り場でplaymobilの頼まれてるのとは違うけど、代わりにお土産になりそうな新作のサッカー選手2人組を購入。うーん、意外に手強いな、電子辞書。リンダちゃん、他に電子辞書のありそうな所を、いろいろ考えてくれて、連れていってくれるものの、本屋やKARSTADTを見ても目的の物だけが見つからず。いやはや、これ以上巻き込んでも申し訳ないし…今日、夕方一人でフランクフルトに行こうかなぁ。そこでなら確実にあるって知ってるし。

 

それにしても、歩きながらリンダちゃんと話していると、こんな繁華街(?)があるのに、彼女はあんまりマンハイムの街をショッピングしないようです。それと言うのも、どうやら彼女はこの地域の人々が苦手らしい。街中の人々が、どこか冷たいんだそうです。おまけに、それは外国人である私達に向けられた態度なのかと思いきや、リンダちゃんの彼氏さんも同じ意見だそうで。かつて彼女も彼氏さんも、ミュンヘンで過ごした事があるから、比較する対象はミュンヘンなんだろうけど、ミュンヘンマンハイムって、そんなに人が違うのかな?あんまり気付かなかったなぁ。

 

そんなこったで、そろそろ電子辞書をここで購入するのは諦めていると、彼氏さんから連絡があって、途中で合流することに。街中のPenny Marktでお買い物するそうなので、私もお土産に、粉のパプリカとコーヒーとチョコを購入。ちなみにこの粉のパプリカ、日本で売ってる物だと、少し辛味があるようなんだけど、ドイツのは全くしないので、辛味に異常に反応しちゃう父のお気に入りらしい。あと、コーヒーは豆自体、ドイツ産って訳じゃないのだけど、挽き具合がどれを買っても「極細挽き」で、きめ細かいのが特徴で。そのせいなのか、味が濃いから私のお気に入りなのでした。

 

そして、家に戻ると昼食の準備を始めるリンダちゃん。実は冷凍ブレッツェルとヴァイスヴルスト(白ソーセージ)を買ってきたんだそうですよ。おぉー、いつの間に。ヴァイスヴルストって、ソーセージの中では結構高い方なのに。私が昨日、ミュンヘンであまりミュンヘンらしい物を食べられなかった…と言ったのを覚えていたんでしょうか。リンダちゃんも、こういう機会がないと滅多に食べられないから…と言いつつ、冷凍ブレッツェルをオーブンで焼いてくれました。

 

いただきまーす!はふはふ、ん〜、うまかー!(^^) そして、食事しながら、この後ハイデルベルグに行く話を彼氏さんともしていたら、この1日乗車券じゃ、ハイデルベルグまでは行けないのではないか、とのこと。え?そうなの?ここは市内交通網の料金がゾーン制なのだけど、どうやらこの乗車券では、狭い範囲しか移動できないらしい。そっかー。リンダちゃん、それを聞いて「えー!ごめんね、間違ったもの買わせちゃった…」と少々落ち込んでいる様子。いいよいいよ、まだGerman Rail Passも使えるからね(^^)

(※追記:マンハイムからは、市電の「5R」か「R65」に乗れば45分でハイデルベルグまで行く事が可能。片道は4.50euro/653円程で、「Preisstufe」(料金設定範囲)は4。1日乗車券「Ticket 24」で利用するには、5euro/725円程ではなく、8euro/1160円程の「Ticket 24」を購入すればよかった。料金詳細は交通網VRNのサイトで。)

 

すると、リンダちゃん、German Rail Pass に興味がある模様。仕組みをお伝えして「ね、安いでしょ」と言うと、彼氏さんが「なるほど、確かに。でも、こないだ使ったマクドの乗車券も安いよ」とのこと。つい先日ベルリンに2人で行って来たんだそうだけど、その時買ったのは、マクドナルドの特別キャンペーンで販売した、99euro(14355円程)の4枚片道チケットなんだって。これでドイツ中の電車に乗れるらしいのだけど、4枚をどう使うかは自由。だから、2人で往復して使ったんだってさ。マンハイム-ベルリン間は、ICEで片道だけで103euro(14935円程)だから、相当お得だよね、このチケット。そうそう、そういやぁ、ここ1年くらいで、DB以外も安いチケット売り出したりしてるよね。今度来る時は、そういうのもチェックして来なきゃ。

 

とか話してると、そろそろ時間ですね。ハイデルベルグに行かなくっちゃ。

 

こうして、彼氏さんとリンダちゃんと一緒に中央駅まで。彼氏さんは、構内の本屋に寄って「c't」(コンピューター雑誌)を買うとの事だったので、私も一緒に寄ってそこで絵葉書を買い本屋を去ろうとすると、レジに並んだ彼氏さんと店員さんの会話がうまく通じていません???本当だ、なんかリンダちゃんの言ってたように、何故かドイツ人である彼氏さんが、ドイツ人であろう店員さんとの相性が悪いようです。うーん、なんだろ?何か方言の問題なのかな?それにしても、彼氏さん、その本を会社の経費で購入しているようです。はぁー、うらやましいなぁ…。

 

なにはともあれ、今回も短い滞在だったけど、いろいろどうもありがとう!またね、また会おうね!(^^)/

 

 

余談・プラムパン
'02年夏にハイデルベルグにいた頃、学校の休み時間中にやたら食べていたのが「DARMSTÄDTER HOF CENTRUM」の1Fにあるパン屋「Bäckerei Riegler GmbH」のプラムパンと、Tchiboのコーヒーでした。

 

プラムパン、正式な名称は忘れてしまいましたが「Zwetschge kuchen」[ツヴェチュゲ クーヘン]とか、そんな感じだったと思います。楕円形の生地の上に、軽くカスタードクリームっぽい物が塗ってあって、その上にプラムを3つ程置いて焼き上げたものでした。これがプラムの甘酸っぱさとクリームの甘さのコンビネーションが最高で。Tchiboの濃いコーヒーで口の中をスッキリさせると、これまた美味しかったのであります。おそらく、7月・8月にしか販売してないと思いますが、もし見かけたら試してみてください♪こうして鈍行電車で、ちょっと行くと、すぐにハイデルベルグです。はぁ、ここも久しぶりだなぁ。駅から近いところに予約したホテルがあるので、そのまま徒歩でトランク引き摺って…お、ここかな?こんにちはー。

 

感じの良いおねーさんがフロントで受け付けてくれて、無事ホテルチェックイン。と思いきや、今回の支払いは現金じゃないと、特別特価で泊まれないんだって。あれー?そんな事、ホテル予約サイトに書いてあったっけ???まぁ、いいや。じゃあ、後で現金おろしてきますね。

 

そして、割り当てられた301号室で、しばし考える。うーん、フランクフルトに行って電子辞書買ってくるか、そんな体力あるのかな、自分(汗) とりあえず、駅まで行って時刻表を確認すると、今から向かうと、フランクフルト到着は20時頃になりそうな気配。もしかしてお店閉まってません?って訳で、結局、ハイデルベルグ市内で入手できないか調べてみる事に。

 

TchiboH&Mや学校の入っている馴染みの建物「DARMSTÄDTER HOF CENTRUM」の中に、家電屋「MakroMarkt」が入ってるから、そこで見ればあるかも?

 

急いでそこへ向かうと、入るなり出入り口にいた店員さんに「閉店ですよー」と言われる。やばい。18時で閉店する気だー。ちょっとだけだから、見せてくださーい…と、駆け足で探してみるも、そもそも電子辞書売り場なんかが見つからない。くぅー。お邪魔しましたぁー。

 

仕方ないので、2つあるKaufhofの両方をまわって見ても、やっぱりない。うーん、こりゃダメだな。帰国直前に一度フランクフルトに寄るか…。

 

かくして、1日がかりで探した電子辞書が見つからないまま今日の予定は終了。夕飯用にPenny Marktでビール&食料、Kaufhofでクリームチーズサンド(1.75euro/254円程)を購入したら、CITIBANKで現金おろして、素直にホテルに戻ったのでした。

 

それにしても、クリームチーズサンド、チーズたっぷり贅沢でうまかー♪