frei

旧「anney's room」からブログ「frei」だけ引っ越し&残しました

南下

おはようございます。

いやぁ、今日こそは朝から良い天気のようですよ。ほら、窓から見える向かいの綺麗な何かお店の建物も、あんなに色鮮やかに見えてます。ありがたや。でも、今日はどちらかと言えば観光日ではなく、移動日(^^; しかも待望の平日です。お店が開いてて、天気が良いのに電車に乗りまくりです。そう、今日は長距離移動しますよー。ハノーファーから、ザールブリュッケンまでICEとICで参ります。よって、今日は例の German Rail Pass を使います。今日の日付を記入して、っと。よし、準備完了。

ところで、朝食ですが。ネットで予約した時に伝えてあったように、ちゃんとチェックインの時に「朝食をご希望なんですよね?(^^)?」とフロントで確認していただいたので、今日は安心して朝食室へ。すると、広い部屋の手前で、台所のような小部屋があって、そこに若いおねーさんが一人作業中。おはよーございまーす(^^)/

そのまま朝食室へ入ると、ガラーン。え"?いや、私この部屋独り占め?ちゃんと中央には、カウンターみたいのがあって、そこにはチーズやハム、ジャムやヨーグルト、パンにミューズリーと、いつもの朝食セットが、ずらっと並んでいるけど、どうやら間違いなく私が、この朝食達から選び放題な模様。すごーい。

なにはともあれ、1つ窓際の席を確保してから、パンやら選んでいると、さっきのおねーさんがやってきて「コーヒー・紅茶のどちらが良いですか?(^^)?」とのこと。部屋番号もついでにお伝えしつつ、コーヒーをお願いすると、ちゃんと淹れたてらしきホカホカの香りの良いコーヒーを、小さめのポットに入れて、私の席に運んでくれました。わーい、ありがとう(^^)/

それにしても、スクランブルエッグやらチーズの質も良いし、スペースの都合上か、全体的に並べてある枚数は少なくても、種類は豊富。ハムとチーズは5種類程用意されていて、おまけに乾燥しちゃわないように、わざわざ小さい透明ケースに入れてある。ヨーグルトは、さすがに大きなボールで用意しちゃうと勿体無いのか、普通にスーパーで売ってる小分けされたヨーグルトが置いてあったけど、私が好きなチェリー味があるので、全く問題なし。いやぁ、いただきまーす♪

しばし一人で、外の景色を眺めながら、ニコニコもふもふ食べていると、別のお客さん登場。英語圏の男性と、仏語を話す女性のカップルらしい。独語はわからないのか、さっきの係りのおねーさんには、英語で話している模様。2人はドイツのホテルに慣れてないのか、どこか戸惑いながら、パン類を席に運んでいると、部屋の外で男性の声がする。ん?これは独語だな。どうやら掃除のおじさんらしい。さっきの係りのおねーさんに挨拶すると、「どうだい、調子は?」と会話を続けている。すると、おねーさん「んー…退屈だわぁ(笑)」とお返事(笑) そりゃ、そうだろうなぁ、こんだけ人が居なかったら、何もする事ないしね。人がいない空間で、ずっと誰か来るかもしれないって待機するのって、辛いよなぁ。

そんな訳で、さっさと食事を済ませたカップルが去った際に「Thank you!」と言ってたし、私も何か声をかけて行こうと、おねーさんには「とっても美味しかったです、どうもありがとう(^-^)/」と独語で言って去りました。いやはや、とにかくどこか仕事の遣り甲斐を感じていただければ幸いです(^^;

さてと、ほんと美味しかったから、お腹いっぱい。トランク引き摺って、出発しますか!

…と、1Fのフロントに行くと、さっきのカップルが、仏語で何か道を訊ねている最中。あらら、電車の都合で、ちょっと早く出発したいんだけどなぁ。でも、少しソワソワしつつも、大人しく待っていること3分程で、カップルが何か納得してホテルの外へ出て行ったので、フロントのおねーさんに声をかけようとすると、何を思ったかおねーさん「ボンジュール(^^)/」と一言。あれれ?そりゃ、仏語でんがな(笑)

おねーさん「あ!違った。えっと、モルゲーン(^^;;/」(←独語)

あにやまん「(笑いながら、わざと)ボンジュール(^-^)/」

おねーさん「(笑いながら)さっきまで仏語で道案内してたから、仏語がクセになっちゃったわー。えっと、あなたはどの国からいらしたんでしたっけ?(^^;」

あにやまん「あ、日本です(^^)」

おねーさん「うーん、日本語。それは私が唯一出来ない言語だわね(笑)」

すると、周りにいた従業員の男性やら、朝食室にいたおねーさんやらも、ここに集まってきてて、私も含めてみんなで「唯一?!」と呟き軽いつっこみを入れて、ショートコント(?)終了(笑) ちゃんちゃん。

かくして、結局最初から最後まで、なんかお茶目なホテルの皆さんで、部屋も綺麗だったし、駅から近いし安いし、これは結構穴場なんじゃないかと思ったりで好印象。また今後ハノーファー来る時には、利用させてくださいね(^-^)/

そんなこったで、ホテルを出たら急ぎ足で中央駅へ。急いでBild買ってから、さぁさぁ、9時41分発のICEへ乗り込みますよー。

ところが、すでにホームに停車中のICEん中は、人でいっぱい。次から次へと車両を移動しても、どこもかしこも席は空いてないみたいで、反対方向からも溢れ出した人が逆流してきていた。わー。こりゃ、ダメだ。仕方ないので、走り出した電車の中、とりあえず車両連結部分辺りのスペースで立って、Bildを読んでみる。そのうち、席空いてくれるかな?

それにしても、Bildの記事、衝撃的だー。イギリスでドイツの製薬会社の治験に参加した若い男性が、ひどい副作用で手足が先から真っ黒に変色して、一時期生死を彷徨う程、ひどい症状に襲われたんだそうな。おまけに写真が載ってて、その手足ったら、すごい膨れて真っ黒で信じられない。その人は「単に治験でお金稼いで、運転免許を取ろうと思ってただけなんだよ。それなのに…」などとコメントしてて、いや、本当だったら怖い怖い。よく留学してたりすると、現地のローカル新聞に治験の募集広告載ってるからね。よっぽどお金に困ったら、ちょっとやってみようか…なんて考えたりしたけど、いやちょっとこれはキツいなぁ。

…とまぁ、こんな記事を読んでたから、夢中になってたけど、周りお客さんの様子は次の停車駅に近づいても全く変わらない。うーん、こりゃ、席はしばらく空きそうもないな。

って訳で、予定変更。10時15分に到着したゲッティンゲンで、一度下車して観光する事に。どもども、ここも初めまして。お邪魔しまーす。…と降り立った駅で早速トランクをコインロッカーに預けて、外へ出ると。えーっと、普通の町ですねぇ。何が名物なんだっけ、ゲッティンゲンって?

とりあえず、左側にでっかい郵便局が見えたので、昨日出せなかった絵葉書を出そうと寄ろうとすると、郵便局前の道端でハトがお亡くなりになられている次第(汗) おいおい、まさか鳥インフルエンザ?!いやぁ、可哀想なんだけど、これは…無闇に触るのは危険だしなぁ…と、ハトを避けつつ郵便局の中へ。

さてと、記念切手をくださいなー♪と窓口で、係りのおじさんに頼んだところ、1euro分の切手を用意してもらうのに「0.55euro+0.45euroで、こういう組み合わせで」と説明せなアカンかったりで、結構手間がかかったりなんかして。本当は3枚絵葉書を出したかったんだけど、それぞれに違う柄の記念切手を用意するのは、どうやらかなり面倒な事になりそうだなぁ。

とりあえず同じ柄で2euro分切手を買って、外の自販機で1euro分切手を買い、準備が整ったところで、目の前に丁度ポストがあったので、切手を貼って、さぁ、投函。・・・あ"!

ぅおおおおおっ!しまったぁぁ!

サンタノさんに送ろうとした絵葉書、住所と挨拶だけ書いて、投函しちゃったじゃん!(>_<);/

そう、実はハノーファーのホテルで、そこまで書いたところで時間になっちゃったので、続きは電車の中で書こうと思ってたんだけど。前述の通り、満員電車で席に座れなかったから、じゃあ、ゲッティンゲンの街中で書こうと思ってたら…反射神経で切手貼った瞬間に投函してもーた(苦笑) ガーン。あまりにも馬鹿だー(涙) 普通、あんな挨拶だけの絵葉書が海外から届いたら不気味がるよなぁ。くぅー。しかも、私の名前書いた覚えがないぞー。しょうがない、どこかでサンタノさんにメールして、先にお詫びしておこう。。。

かくして、気を取り直して、ゲッティンゲンの中心地目指して、またもや勘と標識頼りに、歩く事10分程。どうやら中心地に到着したようです。どーもー。(※本当はもっとすぐに中心地まで行く道があったらしい)

街の雰囲気は、フライブルグっぽいね。道が直線的じゃなくて、わりと細めな道があって、その両側に店が並んでる。あと結構木々が多いような。こういう狭い道は好きだなぁ。さてと、足が疲れたから、早速休もうかな。って、いつものKARSTADTのレストランで、コーヒーを飲んで、のほほん…と過ごす。うーん、それにしても、地図も情報もないから、ゲッティンゲンで観光したい場所が思いつかないなぁ。

あ、そうだ。ちょっと買っておきたい物があるんだった。旅行中、あちこちのレシートやら、地図や切符なんかを捨てずに持ってるんだけど、すでにここまでで溜まって重くなってきたので、それを日本に郵送してしまいたいんだよね。出来ればComputerBildとJavaの本も郵送しちゃいたいんだけど、それはさすがに重くて郵送料かかりまくりかな?

って訳で、1Fの文房具売り場で、丁度良い封筒を探してみると、グリーティングカードなんかを入れるための、1枚ずつバラ売りしている、しっかりした色紙で作られた封筒を発見。0.65euro也(61円程)。ついでに、雑誌も入れられそうな茶封筒(0.59euro=86円程)も買って、はい、準備完了。

店の外に出ると、目の前に教会が(聖ヨハニス教会)。そのベンチで、でっかい茶封筒を鞄に詰め込みなおして…じゃ、そろそろ電車に乗りますか。(※ちなみに、聖ヨハニス教会は、2005年1月23日に2人の若者によって放火され、北の塔が焼けたそうです。私が眺めた時は全くそんな面影を感じない程、修復されていたようです。)

かくして、とりあえず、町の雰囲気を味わったところで、駅に戻ってホームで12時17分発のICEを待っていると、向かいのホームに見慣れない黄色い電車が。整備車両なのかな?かわいいなぁ。ホームに転落しないようにねところで、駅でみかける「ホームに転落しないようにね」って案内の標識が、見かける度に印象的だと思うのは私だけかなぁ?

さて、やってきたICE、今度こそ席が確保できるかな?…と乗り込んでみると、これがまだ満席。連休明けの電車は混むんでしょうか?もう、あんまりノンビリあちこちの街で下車してる訳にもいかないので、ややスペースのある所でトランクの上に軽く座って、車窓を眺めつつフランクフルトへ。うーん、変な風に足で身体を支えてるから、明日は筋肉痛になりそうだな(苦笑)

そして、14時、やっとこさフランクフルトに到着!ふー。でも、まだ目的地じゃないですよ。とりあえず、ここでもまたトランクをコインロッカーに預けて、一度、街まで出て行ってKaufhofで休憩しよーっと。そろそろお腹空いてきたしね。

って訳で、ケーキセットにして、チェリーケーキ&コーヒーで3.10euro(450円程)也。本当は、身体が疲れてる時は、しょっぱい物が食べたくなるんで「パスタてんこ盛り」を取って来ようかと思ったら。同じチェーン店なのに、今までの支店じゃ、パスタ系も野菜炒め系も、いっしょくたで盛り合わせて2.20euro程だったのが、ここじゃ、パスタだけ・野菜炒めだけ、でしか選択できない模様。つまり、両方食べたい場合は、倍額になっちゃうよね…って、言ってる事がせこいねぇ、自分(笑)

でも、勿論、チェリーケーキも、ほんのり甘酸っぱくて美味しいですよ(^^) それに、甘いもの食べると、すぐにお腹いっぱいになっちゃうから、これで夜までもつしね。さてと、トランクの中から取り出してきた、例のレシートや切符の束を、さっき買った封筒に詰めて、と。よし。それにしても…この程度の軽食なら、中央駅構内でも出来たよなぁ。別に中心地まで、移動しなくてもよかったのかもしんないね(笑)

こうして、駅まで戻ってきて、駅構内の郵便局で封筒を日本へ送ってみると、8euro(1160円程)也。高っ。やっぱり雑誌は郵送すると高くつきそうだから、やめとくか。(※追記:とは言え、どうやら1kgまでの雑誌類なら12euroで郵送できた模様)

そんなこったで、手持ちのComputerBildを読みつつ、15時55分発のICで、とうとう目的地ザールブリュッケンへ。今度はちゃんと座れました(^^) ふー、よかった。ちなみに駅にある赤い切符の自販機は、切符を買えるだけじゃなくて、電車の時刻表をプリントしてくれたりもするんだけど、さらに乗りたい区間の特定の電車を選択すると、その電車の情報も得られるんだよね。例えば、到着する予定のホームの番線や、車両に対して「BordRestaurant」(食堂車アリ)とか「自転車持込OK」と書いてあったり、「この電車は混雑が予想されますので、席の予約をお勧めします」って追記してあったり。だから、まぁ、今回もハノーファーでICEの情報チェックしとけば、混雑具合も想像がついたはずだったんだよね。ぬかったなぁ…。

なにはともあれ、ComputerBildの記事が、予想以上に面白くて、どっぷりハマって読んでいると、18時16分、ザールブリュッケンに到着!去年の旅行時には仮に「広子さん」としていたMorgenmuffelさんが、駅まで迎えに来てくれていました。わーい、久しぶり!(^-^)/

すると、親切にすでに市電の切符を買っていてくれて、まずは市電で、とある駅まで移動。いやー、この1年程会ってなかったから、話したい事・聞きたい事いっぱいだー。そして、市電から降りて少し歩けば、彼女の愛車Smartが駐車場に、ちょこりんと座って待っていました!きゃーきゃー、Smartだー!(^^) 昨年も彼女のお宅の前で見かけたけど、今日はこれに乗せていただける、とのこと。しかも、彼女の運転で。わーい!(^-^)/

中に入ると、これが意外に広い。あんなに小さいから、足元狭いのかな?ってイメージがあったけど、乗れる人数が2人だけではあるけど、その2人にとっては、結構広いスペースが確保出来ているんだね。素晴らしい。じーん。

そんなこったで「初Smart」を体験して、辿り着いた彼女のお宅も1年ぶり。でも、ちゃんと覚えていますよー(^^) 相変わらず、綺麗な部屋だし、あの「果てしなくJAPAN」な畳のお部屋も健在。まだ畳の香りが、ほのかにしています。すごいなぁ。使い方や保管状態が良いのかな?

そして、早速Morgenmuffelさんが、お夕飯を作り出してくれました。私が北ドイツでは、そういえば一切食べられなかった、ドイツならではの魚料理「Fischsuppe」(魚スープ)です!おぉー、こういうスープがあるんだね。今まで留学すると、南ドイツばっかだったから、魚料理でドイツっぽい物って知らなかったんだよ(笑) シャケの塩っぽさがキツクなくて、クリーミィーなスープに、野菜の旨みと魚のコクが染み出してて、ふー美味しい(^-^) そういえば、久々に温かい食べ物を食べたような気もするので、なんだかホッとしますわぁ。聞けば旦那さんのご両親が、ハンブルグにお住まいだそうで、お母さんから教えていただいたとか。(って、話あってるよね?(^^;>Morgenmuffelさん)

って、そうそう。そうなんですよ。Morgenmuffelさん、前回来た時は日記中「彼氏さんと一緒に住んでる」って書いてたけど、昨年めでたく結婚されて、奥様になったのです!きゃーきゃー!いやぁ…出会った頃には想像つかない話ですわぁ。おめでとう!(^^)/ そして、また会えてよかった。お迎えにお料理、ほんとありがとう!