frei

旧「anney's room」からブログ「frei」だけ引っ越し&残しました

東の海

7時起床。今日も昨日と同じ朝食を、ぼんやり窓の外を眺めつつ、いただく。

ホテルの向かいには何か小売店があって、そこの女主人だかが出てきて道を掃いている。せっせせっせ。朝からお疲れ様でございます。地面を掃いたミニホウキで、駐車中の車の上も掃き掃き。でも、集めたチリやゴミは、気のせいか、そのまま自分の店の敷地からはずれた道路に捨てているような。・・・・・お、奥さん?(汗)

なにはともあれ、おはようございます。今日も曇ってるけど、観光しますよー!

さて、今日の目的地も2箇所。リューベックロストック…と言いたいところなんだけど、今日も購入予定のSchleswig-Holstein Ticketで、ロストックに行けるのかどうか知らないのでした。というのも、リューベックは明らかにSchleswig-Holstein州にあるんだけど、ロストックはそのお隣の州にあるのですわ。しかし、北ドイツについて勉強不足なもんだから、その州の名前がわからないのですよ(苦笑) 昨日買ったこのチケットを見ると、こう↓書いてあるんだけどね。

Gilt in IRE/RE/RB/S-Bahn in Schleswig-Hlstein, Hamburg und Mecklenburg-Vorpommern, auch in Zügen der UBB sowie im HVV-Grßbereich Hamburg.

シュレスヴィヒ・ホルシュタイン州、ハンブルグとメクレンブルク・フォアポンメルン州内のIRE、RE、RB、Sや、UBBハンブルグ区域のHVVの車両にも乗れます)

うー、頼むっ、ロストックはメクレンブルク・フォアポンメルン州であってくれー。

■ICE(InterCityExpress)

- ドイツの新幹線。

■IC(InterCity

- 1、2時間おきに出ている大都市や観光地を結ぶ長距離電車。

■EC(EuroCity)

- 1、2時間おきに出ている隣国の大都市や観光地を結ぶ長距離電車。

■IR(InterRegio (IR)

- ICEやIC路線間を結ぶ電車。

■IRE(InterRegioExpress)

- 長距離・近距離電車間を結ぶ電車。

■RE(RegionalExpress)

- 通勤・通学程度の距離を結ぶ急行電車。

■RB(RegionalBahn)

- 鈍行電車。

■S(SchnellBahn)

- 近距離電車。

てな訳で、中央駅で聞いてみることに。ちなみに今DBの窓口は工事中のため、駅の側に小屋が仮に建ってて、その中で営業中なんだけど、これが混むんだ。昨日見た時も、めちゃ混んでるし、この件に関して何か資料はないかと探したけど、何もなかったんだよね。かくして、乗りたいリューベック行きの電車まで時間もそんなにないので、駅構内のトゥーリストインフォメーションで聞いてみる。

すると、対応してくれたおばさんは「うーん、(Schleswig-Holstein Ticketで)たぶんロストックまで行けるわね。でもイマイチ不安だから、隣のHVVの窓口で聞いてみてくれる?」とのこと。回答ありがとうございます!了解です。

そして、HVVの窓口で聞いてみると、対応してくれたおばちゃんは「うーん、わかんないわね。DBの窓口で聞いてみてくれる?」とのこと。う"ーーーん"。えっと…まぁ、いっか。じゃ、とにかくリューベックに行って、そこで引き続き情報収集してみるか。

そんな訳で、9時5分発のREリューベックへ向かい、9時52分到着。ここもまた駅が工事中。DBの窓口は外にある仮の小屋の中にあるらしい。よし、まずはそこでロストックの謎(?)を調べるか。…が、Schleswig-Holstein Ticketのちらしは見つかるも、そこに有効範囲の地図は載っていないし、DBの窓口近辺に張り出してあるようなドイツ地図っぽい物も見当たらない。ガーン。こりゃ、ロストックはやめておいた方がいいかなぁ。そこで特に何を見たいって訳じゃないし…。

などと考えつつ、とりあえずリューベック観光。駅の近くにトゥーリストインフォメーションらしき建物があるのだけど、何故か一見すると普通のアパートっぽくて、その2Fだと書いてあるから、なんか入りにくい。ま、いっか。どうせ中心地行けば、もう一個くらいトゥーリストインフォメーションがあるかもしんないし。

てな訳で、また勘を頼りに中心地と思われる方面に歩いていくと、バスターミナルっぽい場所へ出る。あれー?さすがに少し不安になったので、そのバスを運営する交通機関の窓口近辺に行き、この町に関するパンフを探してみると…ありました。なるほど、中心地の周りは川が流れてるんですね。で、その中心地へは、もう一息歩いていけば良い模様。

あー、確かにTVとかで見た覚えのあるような塔っぽい物(※Holstentor[ホルステントア])が見えてきましたねぇ。観光客らしき人々も増えてきたし、中心地に近づいてるようです。が、近づいてよく見ると、その塔は大きな写真。塔は現在工事中なので、代わりの大きなカーテンのような物に塔の写真を印刷した物を被せているようです。うーん、以前のブランデンブルグ門みたいだねぇ。

そんなこったで、川にかかる橋を渡り中心地へ。観光客の流れる方向に身を任せて歩いていくと、あぁ、市庁舎らしきところに到着。あら、ちょっと変わってる。何か壁にいろいろ書いてあるんだけど、読まずにとりあえず撮影。それにしても、たまには私が観光気分な時に晴れてあげようとは思ったりしないかい?>ドイツの太陽。

それから、にぎやかな歩行者天国を通りつつ、裏道の方へ行ってみるとAegidien教会へ辿り着いた模様。こんないい雰囲気の小道は、まるでフライブルグのようだなぁ。なんか懐かしい気分。どうせだから、そのままRehderbrückeの川辺も散歩。ぼへー…。

・・・・・いや、ごめん。いつものように下調べをあんまりしないで来るもんだから、この町で特に寄ろうと思ってる場所はないんだよね。って訳で町の雰囲気を味わったところで、また市庁舎の方へ戻りつつ、途中本屋で絵葉書とついでにBildを買う私。どこへ行ってもやる事同じやね。すると、途中で何やら店の外に出てちらし配ってるおばさんに声をかけられる。はい、はい、なんでしょうか?

おばさん「今なら月額○○euroなんだけど、フィットネスセンターでね」…いや、すいません、私ここに住んでいないんですが(^^; あまりにボヘーっと気を抜いてたから、観光客に見えなかったかな(笑)

さてと、そろそろ足が疲れたから休憩しますかってーんで、御馴染みのKARSTADT内レストランへ。ここでいつものパスタとコーヒーを味わいつつ、絵葉書書いて、はい準備完了!それにしても、ここ眺めがいいなぁ。どうやら隣が大聖堂みたいですね。願いが通じたのか、天気も良くなってきたし、これは海を撮影するには最高の日でしょう!

って訳で。ロストックを諦めたんだし、リベンジで行きますか、キールへ。

かくして、昨日とは違った経路で13時03分発・14時15分着のREキールへ向かう。いやぁ、やっぱりちょいと車窓の景色が違いますやね。でっかい湖がPlön近辺にはあったりして、水辺好きには嬉しい眺めです。

そして、晴天の下、キール駅に着くなり昨日も見た船着場へ。船の時刻表を見ている黒髪の4人組の後ろから、私も時刻を確認してみると…おっと、数分後の14時25分に出発するところじゃないですか!すると、その4人組もバタバタと急いで船に向かい走り出す。ほんとだ、もう船が出ちゃうところやん。やばいやばい。切符はどこで買えばいいんだ?でも、先に乗り込んでいる人達が、船の中で係りの人から切符を買っているのを発見。よし、じゃあ私も乗り込んじゃえっ!

すると、係りの人は切符売り作業を一時中断して、着岸しているところからロープをグルグルっと手早くはずし、船の乗り口(?)の引き戸を閉じ、はい、バルト海へ向かって出発です!

ちゃぷんちゃぷぷん、ばしゃしゃしゃしゃぁーっ

ドンドン船はキール駅近辺から遠ざかっていく中、係りのおじさんは再び切符売りに専念。私のように切符を持たずに乗り込んだ人達が列になって、私もそこに並ぶと、おっと前にいるのはさっきの4人組さん。どうも顔つきや言語から察するに、ラテンアメリカな方々のようです。どちらからいらしたんでしょうか。

それにしてもだ。切符を買う人は、どうやら目的地を言わないとアカンらしいのだけど、一体この船はどこへ向かっているのだろう?(笑) 列に並びつつ船内に張り出されている路線図を確認してみると、どうやら一番遠いところはLaboe[ラボア]という所らしい。うーん、どこなんだ、それは(汗) とりあえず、バルト海を味わうために、陸地から一番離れてそうな所に行きたい私には、そこが良いのかもしんないな。うん。(←適当)

こうして目的地を心に決めたところで、前の4人組の番になりました。が、人数が多く手間&時間がかかりそうだからか、4人組の皆さんは、私に「お先にどうぞ(^^)」と身振り手振りで笑顔で合図。あらら、ありがとうございます(^^) …が、お言葉に甘えて…と前に出て係りの人に「Laboeに往復、大人で」と伝えると、5人分で計算し始めるおじさん。どうやら黒髪同士なので、私もラテンアメリカな人間だと思われたらしい(苦笑) 4人組と私とで「一緒じゃないですから」と伝えると、やっと大人一人分で切符を売ってくれました。ちなみにお値段は、片道2.40euro + 船内購入手数料1.00euro の往復で 6.80euro(986円程)でした。意外に安いなぁ。

なにはともあれ、そんなことしている間にも、ドンドン船はLaboeに向かってジャバジャバ進んでいき、すでに見晴らしの良い船内の席は全て埋まっているようです。とりあえず、船の後ろの方の席を陣取り、窓から景色を味わってみるも…障害物が多くて眺めが良くない。うーん。よし、じゃあ、席がないけど甲板みたいな所に行ってみますか。

…とまぁ、これが大正解。

きゃーきゃー。綺麗綺麗。海だよ、海。ぃやっほぅ!

はぁー、幸い天気も良いままだし、風は少しだけ冷たいけど寒くはないし、いやぁ、最高!(^o^)/

そして、ドンドン目的地Laboeに近づいていくと、絵に描いたようなビーチが見えてくる。きゃー、きゃー。ドイツで旅行パンフとか見ると、たまに「Ostseebad」(バルト海海水浴場)だの「Nordseebad」(北海海水浴場)が出てくるんだけど、そこに必ず出てくるの写真が、砂浜に沢山並んだビーチパラソルならぬ、ビーチ小屋(Strandkorb)。で、まさにその写真どおりの光景が、今目の前に広がっていて、もう笑いがこみ上げてくる(笑) ほ、ほんとにドイツ人、こんな風にビーチ小屋使うんだー。

かくして、15時24分Laboe到着。わーいわーい。海うみウミSeeですよぉう!(^-^)/ …と、まぁ、はしゃいで砂浜に飛び込んできたいところなんですが、残念ながら あまり時間がありませんで。15時45分にはキールに戻る船が出てしまうんだけど、それを逃がすと17時まで船がないので、結果ハンブルグに戻る時間が相当先になっちゃいそうだったりする訳で。

そんなこったで、念願の砂浜と海を、のほほんと味わったところで、またキールへ。さらば、Laboe。すごく気に入ったから、次回はもっと予習して来て、のんびり過ごしたいなぁ。またね!

こうして、帰りの船の中では、コーヒーを飲みながら、のほほんと景色を味わいキールへ戻り、そして鈍行電車でハンブルグに着いた頃には、もう18時過ぎ。お腹空いたので、今日は駅構内のケンタで「Chicken Wraps」の「Twister」をコーヒーとポテトのセットの持ち帰りで注文してみると「チーズも入れますか?」とのこと。そういやぁ、バーガーキングでも同じ事聞かれたなぁ…。その時は断ってしまったけど、今回入れてもらうようにしてみると、ちゃっかりチーズ代が上乗せされてました。なんだー、標準で入れてくれるんじゃなくて、オプション的に追加料金取られるんだったら、最初から言ってよー。

とは言え、チーズ好きなので、ま、いっか。早くホテルの部屋に戻って温かいうちに食べよーっと♪

が、ホテルに戻って、いつものようにフロントで「鍵くださーい」と言うと、係りのトルコ人風の男性が聞き返す。「あなたはお一人でしたっけ、それともお二人以上で泊まられてましたっけ?」いや、一人ですが?すると男性はさらに「出かける時、鍵をフロントに預けました?」と一言。はい、いつものように預けましたが???

すると男性は、しばらくフロントの鍵置き場をガサガサしたかと思うと、平然と「鍵ないですね」と言い出した。はい?そして「そこで待っててください」と付け足したので、温かいケンタのコーヒーとTwisterを抱えて待つ事に。えーん、早く食べないと冷めちゃうよー。

5分程経って、男性がスペアキー片手に「じゃあ、行きましょう」と呼ぶので、一緒に自分の部屋へと向かう。うーん、しかしスペアキーは有難いけど、失くされた鍵はどうなるんだ?…と思っていると、男性が「で、鍵は返してくださいね」と言い出した。へ?このスペアキーを返せってこと?いつ返せばいいの?と聞き返すと「今日」と返事が。今日?じゃあ、今晩どうすんのよ、このホテルの部屋ってオートロックじゃないんだけど?

すると独語が通じてないと思ったのか、男性が英語でゆっくり「鍵、今日、返す」と言い出した。いや、それはわかったから、今日のいつまでに返せばいいの?と独語で聞き返すと「いや、今日の朝、鍵は返したか?」と、結局スペアキーの事ではなく、また朝わたしが返したはずの鍵の事を聞いてきた。だから、さっき返したって言ったじゃない(怒)

そうこうするうちに、部屋に到着。ドアはしっかり鍵がかかっていたので、男性がスペアキーでドアを開けるなり、部屋の中をぐるぐると見て回り、私が鍵を部屋に置き忘れたんじゃないかと疑っている様子。そして「それじゃ」と言い残し、スペアキーをそのまま持ち去る男性。…って、だから、鍵がないとドアがロック出来ないんですけど?(汗)

でも、なにはともあれ、今日は実はちょっと急いでまして。というのも、先日SATURNでメールした時に、ドイツの友人達に「週末に電話するからね」って返事しちゃったんだよね。きっと皆電話待ってるから、鍵の事は とりあえず置いておいて、早く皆に電話しなくっちゃ。でも、お腹も空いたし、ケンタ冷めちゃうし、あーうー。

かくして、急いでポテトだけ食べて、お電話タイム。しかし、皆の携帯に電話すると留守電になっちゃう友人ばかり。あー、もう夕飯時になっちゃったかなぁ。仕方ないので、留守電にメッセージを残して、さてリンダちゃんにも電話電話。

「あ、もしもーし?リンダちゃん?」ところが回線の調子が悪くて、彼女の声が途切れ途切れ。困ったな。GoBanabas経由で電話すると、たまにこーゆー事起きるんだよね。かけ直すから、ちょっと待ってて。

するとドアをノックする音が。開けてみると、さっきのフロントの男性が立っていて「やぁ。はい、鍵だよ」と言うなり、ドアの鍵穴に鍵をさしたりして、鍵のフィット感を確認中。え、鍵見つかったの?よかったー!(^-^) と喜んでみるものの「どこに鍵あったんですか?」と質問すると、何も答えない男性。そして、そのまま鍵を受け取ってみると、それは、ボールペンで部屋番号を書いた白い紙をセロテープで貼り付けた、スペアキー。そして「ね?ほら鍵、鍵でしょ?」と言葉を濁して、男性は立ち去っていった。

・・・・・・・・・・・・・・。

すいません、確かに私はこれでドアをロックできるけど、もし失くした鍵を誰かが見つけたら、外から部屋に入れたり出来ませんか?寝てる間とか風呂入ってる間、どうすればいいんでしょう?(涙)

それから、とにかく待たせているリンダちゃんに電話するも、久々の彼女との独語での会話だし、こんな状況だし、イマイチ回線状況悪いしで、もう何話してるか、自分でもよくわかんない。でも、なんとか会う約束をして、電話を切ると、もう身体も心もヘトヘト。

はぁ…鍵ついでに独語の自信も喪失。なんか疲れた。もういいや。フロントに苦情を言う気力もないし、もう寝よ寝よ。もう、どうにでもなれだ。