白い封筒。
白いTシャツを着て外出がてら
ポストを開けると、白い封筒のエアメールが。
裏面を見ると差出人が書いてないけど、
いっぱい記念切手が貼ってある表の宛名に
「Anney」と入っているのは、フライブルグの仲間からの証拠。
開けてみると、フライブルグに住む
中国人女性メイちゃん(仮名)から。
ははは。メイちゃんも写真同封してきたな。
そうそう、先日、メイちゃんに返事を書いた時に、
私の写真を入れておいたんだよね。
その写真、うひゃひゃって、笑ってる顔の写真なんだけど
自分としちゃー、もっとかわいく写ってるのが良くても
なんか、こんな表情のが私らしいや、と思ってね(笑)
メイちゃんの写真は、かわいがってる人形達と一緒だった。
相変わらず、美人な彼女は、少しすました感じなんだけど
でも、それがまた彼女らしくて、かわいかった。
手紙の方を読んでみると、結局まだ仕事は見つかってない、とのこと。
いっぱい応募したけど、全然ダメで精神的に辛い事もあったみたい。
前回の手紙で、彼女は自分が歳とり過ぎてて
職につけないんじゃないかって言ってたので、
ドイツじゃ大学卒業してから職に就くと
30才過ぎてたりするから、私達の年齢でも大丈夫だよ、
やる気さえあれば報われるよ(^^)、と書いて送ったんだけど。
そうか…まだ見つかってないんだ。
メイちゃんは、昔、母国にいた時は
婦人警官でバリバリ働いてたみたいだから
このギャップは辛いだろうなぁ…。
ちょっと感傷に浸りながら、続きを読んでみると
こんな事が書かれていた。
何でも完璧な満足なんてないよね。
私には、愛しい旦那さんと、仲の良い日本人の友人と
いい子が2人(人形)がいて、素敵な庭がある。
だから心の底から、私は幸せよって言えるよ!
・・・・・うー、そっかー。
私の存在は、少しは彼女の幸せに貢献できてるのかな?
だったら嬉しいな。
そう思いながら、ふと気付けば、今着ている白いTシャツは、
フライブルグを離れる前、メイちゃんが私に
プレゼントしてくれた物だった。あー、タイムリー。
ドイツの仲間達と、メールや手紙をやり取りすると
だいたいお互い最後にこう書いてる今日この頃。
Ich hoffe, dass wir uns wieder sehen!
(私達が再び会えますように!)
そうだ、また会えるように、頑張らなくっちゃっ。