ドイツ的東京案内[1] それであなたは、私にどこで出会ったの?
それは6月のとある日。
来日するドイツ人女性ルルさん(仮名)の紹介を受けたのでありました。
で、彼女を東京案内する事になったはいいけど、
いろんな都合を考慮したら、観光場所として丁度良い所がない(涙)
(嗚呼、TOKYO参照)
仕方ないので、妥協案の候補地を絞るのに、すごく悩んでいたところ
今回、一緒にルルさんに会ってくれる
銀座の少し変わったお店を紹介してもらいました(^^)
そういう訳で、案内先はルルさんご本人の希望で東京タワー見学と
銀座で食事と決定。
しかし、どっちも物価の高いところなので
彼女に相談した上で、予算が足りないようだったら
他の場所にも行けるように、いくつかプランを用意しておきました(^^)
それにしても、不安だな。
帰国して1年以上経過してるし、その間独語で話したのは 2回。
おまけに友人達の独語なら慣れているから、すぐに聞き取れるけど
初対面の場合は、発音方法や、その人の話題の傾向がつかめないので
しばらく、何度か聞き返さないとアカンのよね。うー。
あと実は、以前の2度の急性難聴の影響で、右耳が低音を聞き取れないので
独語に限らず、日本語でも聞き取りにくい人がいたりして。
うー、声のトーンの高い人だといいな…。
てなこったで、26日の夕方、
まずは彼女の滞在先まで迎えに電車で移動しました。
彼女の滞在先に到着すると、予定の時間より前に
建物の中から、誰か外人さんが出てきました。
おー、もしや、あなたがルルさんですね?(^^)
どうも、あに山です。ぺこり。
独語忘れまくってるけど、よろしくです。てへ。
なんだか、やさしそうな人だ。よかった。
話し方も、バイエルンから来る人だって聞いたけど訛りがないし、
聞き取りやすい。うんうん、これなら大丈夫。
が、安心したのも束の間、突然、訳がわからない話題になる(汗)
彼女の言っている事を訳すと、こうなる。
「それであなたは、私にどこで出会ったの?」
・・・は?(^^;
おまけに「私」の所だけ、何故か英語で「me」と言っている模様。
どうやら英語が話せる人らしいのは、うすうす感づいていたけど
どうして独語の文章中に「me」が入るのか?
それとも、バイエルン語や独語で「me」という単語があるのか?(汗)
はて?と聞き返すと、英語で話そうとしてるっぽいので
ますます混乱して訳がわからなくなって、
パニックしながら、何度も聞きかえると
言い方を変えてくれた文章中に
「えーっと、ゲーテインスティトゥートゥで出会ったとか?」と言っている。
念を押すが、ルルさんはドイツ人である。
従って、先生でない限り、ゲーテで会う可能性のある人ではない。
ゲーテで出会ったと他人から思われるような人…って…言うと…
あ"ー!みえちゃん!!!
そうなんだよね、みえちゃんって、ローマ字で書くと
mie になるけど、独語読みすると「みー」になっちゃうんだよ。
そういやぁ、そんな事がみえちゃんの日記に書いてあったような。
えがった…ひとつ謎は解けた。
しかし、この先、私の独語能力で本当に大丈夫なのか
ますます不安になりながら、東京案内へ出発するのだった…。